専門学校の就職率を見てみると、意外と高い…これは本当なの?
実はこれは、すべての人がゲーム業界に就職できたわけではありません。ゲーム業界以外の分野に就職をする人が多いのも事実です。それはなぜなのでしょうか?
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卒業後、ゲーム業界に就職できる人はどれくらいいる?
授業で覚える内容は「IT」の分野にも通じるから
ゲームのプログラミングやキャラクターデザイン、ゲームの企画など、ゲームを作る上で必須となる知識やスキルは、何もゲームだけでしか使えないものではありません。
商品を紹介するWebサイトを作る時に扱う言語は似たものが多いし、商品企画の知識はゲームやIT以外にも応用が利きます。
また、キャラクターデザインのようにイラストやモデリングを扱える場合は、特にデザイン系の企業からは即戦力として重宝される傾向があります。
今や商品の宣伝をブラウザゲーム形式でプロモーションする企業も増えてきましたし、色んなデザインの引き出しが必要なWeb、IT業界では潰しの効く分野と言えるのです。
間接的に「ゲーム」と関わる
ゲーム業界といえば、ゲーム作品自体のプログラミングや登場人物のデザイン・モデリングと捕らえがちですが、ゲーム作品を紹介するサイトや雑誌、広告などに関わることも立派なゲーム関連の仕事と言えます。
また、最近では例えば「職業紹介をゲーム風に」「カメラアプリをゲーム風に」「ゲーム風○○診断」といったサービスやウェブサイトも増えています。
ゲーム作品そのものに関わることができなくても、ゲーム作りの知識を活かした仕事は意外に広がっていると言えるでしょう。
じゃあ、実際にゲーム業界に就職した人は?
本来の目標であるゲーム作品の会社に就職できる人は、残念ながら入学した人の半分以下と言っても過言ではありません。
では、実際にゲーム会社に就職できる人とできなかった人の差はどこにあるのでしょうか?
ゲーム会社に就職できた人とできなかった人の差
(1)自分から積極的に学ぼうとする
ただ授業に参加するだけ、課題をなんとかクリアするだけでは、本当のスキルは身に付きません。学校の授業は基本的に初心者でもつまずくことなく進めるように、ある程度難易度も抑えてある場合がほとんど。それ以上の応用部分や気になる所は先生に聞きにいったり、授業とは別に、自分で1本作品を作ってみる、など学ぼうとする行動が伴わなければ、実際ゲーム会社に就職できたとしても良い作品は作れないでしょう。
(2)仲間を探してお互いを鍛えあう
専門学校は同じ目標を持つ同士が集まる貴重な場所です。ゲーム作品は大きくなればなるほど1人では作れません。グラフィック担当、プログラミング担当、進行管理担当と、それぞれ役割を分担し、チームとして製作を進めます。それはゲーム会社に入ってからも同じで、ゲーム作りの技術はもちろん、人とのコミュニケーションや意見交換をしていくスキルが大事になってきます。専門学校で作るべき友達は、一緒にダラダラ楽しい時間を過ごす仲間ではなく、チームを組んでお互いを高めあえるような仲間なのです。
いかがでしたか?
ゲームの専門学校で就職というと良いイメージばかりではありませんが、それは実際に専門学校で過ごした「時間の使い方、質」によって変わってくると思います。せっかく好きなことを学びに進学した学校、受身にならず、積極的に自分から学ぶ姿勢を忘れずにいたいですね。
それは自分に合った学校選びもとても大切になってきます。ネット上の噂を鵜呑みにせず、自分の目で見て、足で歩いて、体験して、先輩や講師の先生、色んな人に話を聞いて、納得のいく学校を見つけましょう。