まずはゲームの「企画」です。これがないとゲーム制作は始まりません。
企画と言うと「斬新なゲームのアイデアを出すことが大事」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は企画は意外と地道な作業です。
コンセプトやターゲットなどを決めて、「具体的にどこが面白いのか」、「今までのゲームとの違い、オリジナリティはどこにあるか」などをきちんと整理してプレゼンテーションし、認めてもらわなければゲームにすることはできません。
無事に企画を認めてもらったら、次は具体的なゲームの設計図となる仕様書を書き、作業のスケジュールを決めていきます。
企画は主にゲームプランナーやゲームディレクターといった職業の人が担当します。
ゲーム専門学校では、ゲーム企画コースなどでゲームプランナーやゲームディレクターになるための勉強ができます。
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ゲーム企画・ゲームプランナー
デザイン
背景やキャラクターの造形をデザインしたり、アニメーションの作成などをデザイナーがします。
また、背景やキャラクターなどメインビジュアルのデザインだけでなく、UIのデザインも必要です。
UIデザインとは、ゲームをする上での操作性や遊びやすさのデザインのことで、ゲームを快適に遊ぶためには重要なことです。
メインビジュアルのデザインはCGデザイナーが、UIデザインはUIデザイナーが担当します。
ソーシャルゲームの場合は1枚絵をゲーム中に使う機会が多いため、イラストレーターが主なメインヴィジュアルのデザインを担っています。
ゲーム専門学校では、デザインコースなどでCGデザイナーやUIデザイナー、イラストレーターになるための勉強ができます。
サウンドクリエイト
ゲーム制作における音作り、というとゲームのBGMを想像する方も多いと思いますが、サウンドクリエイターの仕事はそれだけではありません。
例えばゲーム内でキャラクターが歩いたときの歩行音や、RPGで敵と遭遇したときに流れる音など、効果音も含めたゲームに流れるすべての音を作成することが、サウンドクリエイトです。
ゲーム専門学校では、サウンドクリエイターコースなどでサウンドクリエイターになるための勉強ができます。
シナリオ作成
シナリオ作成は企画の段階でゲームプランナーが担当したり、大まかな設定に基づいてゲームシナリオライターが担当したりなど、会社や企画によって様々です。
シナリオ作成というと、ストーリーを考えることが主な仕事、とイメージを持ちやすいかもしれませんが、ステータスやパラメータの作成まで含めてシナリオ作成と呼ぶこともあります。
ゲーム専門学校では、ゲーム企画コースやシナリオライターコースでプランナーやシナリオライターになるための勉強ができます。
プログラミング
仕様書を元にして、ゲームの中のオブジェクトの実際の動きを制御するためのプログラミングを施していきます。
プログラミング言語は世界に数多くありますが、現在のゲーム業界ではコンシューマーゲームはC++、ソーシャルゲームはC#で開発することが主流となっているようです。
プログラミングを担当する仕事はプログラマーと呼ばれます。ゲーム専門学校では、ゲーム制作コースなどでプログラマーになるための勉強ができます。
デバッグ
完成したゲームにバグがないかを、テストプレイをしながらチェックする作業がデバッグです。
テストプレイといっても、ただゲームをするだけではなく、あらゆるシチュエーションを想定した作業計画を立ててプレイする必要があるため、非常に根気のいる作業です。
「なぜここでバグが発生するのか?」を考える場面も出てくるため、プログラマー的な素養を要求されることもあります。
デバッグを担当する方はデバッガーと呼ばれますが、プログラマーがデバッグまでする会社もあります。
ゲーム専門学校ではデバッガーになるためのコースというものはありませんが、プログラマー的な要素もある仕事なので、ゲーム制作コースで学んだ知識や技術を活かせます。