HOME音楽人気ランキング > 職業コラム > 音楽専門学校からミュージシャンではなく就職するなら

歌手として、ミュージシャンとしてデビューを夢見て、音楽の専門学校に入ったけど……

・デビューまで行かなかった
・自分には向いてないと分かった
・音楽に携われたらそれでいいと思った
・他にやりたい事が見つかった

そんな風に考え方や目標が変わることは、珍しいことではありません。
でも、専門学校から就職ってできるの?
そんな不安を解消していきます。

専門学校は就職のサポートが充実していることが多い

専門学校のスタッフや講師の先生も、実は「現役を退いている」、「学校の卒業生」というパターンが多いのをご存知ですか?
音楽=表に立つ人だけではないのが音楽業界。
表舞台の大変さを知っているからこそ、数々の卒業生を輩出しているからこそ、専門学校では就職という道にもサポートに力を入れています。

どんな就職先があるの?

では、実際に卒業した人たちはどんな職業についているのでしょうか?

歌手・歌い手としてのスキルを身に付けた人たちは…

(1)人気アーティストのコーラスやカラオケのガイドボーカルなどサポートの仕事
自分が主役の仕事ではありませんが、音楽業界にはなくてはならない縁下の力持ちな仕事です。

(2)ボーカルスクールの講師やスタッフ…
ある程度実績がある場合は先生として活躍する人も多くいますし、受付や事務作業を行ったり、講師の先生が授業するための機材を準備したりと、スタッフとして働く人も多くいます。

(3)歌で鍛えた喉を武器に、受付や販売など「声」を使った仕事
よく通る声はそれだけで強みにもなります。その他、就職ではありませんが俳優や声優として、またはテーマパークのスタッフとしてキャリアチェンジする人もいるようです。

プレイヤーとしてのスキルを身に付けた人たちは…

(1)ライブハウスのスタッフ
機材のセッティングやメンテナンス、管理など、慣れ親しんだ楽器と毎日触れ合えるライブハウスは人気の就職先でもあります。

(2)楽器店のスタッフ
これまでに培った知識と技術を活かして、楽器店に勤める人もたくさんいます。商品のチューニングやメンテナンスも仕事のうちなので、毎日機材に触れることも人気の理由。

(3)楽器ローディ
ローディとは「地方公演マネージャー、地方公演の裏方」とも呼ばれる仕事で、歌手やアーティストが全国ツアー等を開催する時に、楽器の手配・積込~積卸・セッティングといったコンサートのサポートをする仕事のこと。こちらもプレイヤーとしてのスキルを十分活かせる人気の仕事です。

また、これ以外にも、レコード会社・音楽出版会社・プロダクション会社のスタッフとして働く人や、プレイヤーとしての苦労を知っているからこその芸能マネージャー、音楽を奏でるためのオーディオ機器のメーカーなど、音楽関係の就職先は意外と多く、実際現役で活躍した人たちが引退後に転職することも多いのだそうです。
音楽関係の仕事以外にも、専門学校では一般企業への就職に力を入れている学校も多く、営業職から販売、飲食店など、地域に密着した求人も用意してくれています。

一度は憧れる「デビュー」の道ですが、たとえ難しかったとしても、これだけバックグラウンドが整っているのであれば「チャレンジしてみようかな」という気持ちが沸いてきますよね。また、こうした音楽業界で活躍している人たちの多くが「1度チャレンジした人たち」でもありますが、それは決して「夢に敗れた」のではなく、「音楽に携わりながら、趣味で好きな音楽を楽しみ、安定した生活」を手に入れた人たちと言っても過言ではなさそうです。

デビューを目標にしているけれど、就職についても気になる…そんな方はぜひ1度、楽器店やライブハウス、各種学校で働く先輩たちに話を聞いてみてはいかがでしょうか?

掲載者情報

音楽専門学校からミュージシャンではなく就職するなら
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年12月12日 09:20
◆更新日:2018年12月12日 09:20

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