中央大学は、関東の難関私立大学の通称「MARCH」の一角にも数えられることでも有名です。
学部の枠にとらわれない「ファカルティリンケージ・プログラム」による学習などを通して、将来の視野を広げるきっかけを得ることもできるでしょう。
そんな魅力的な中央大学に入学したいけど、経済的な問題があって学費を支払い続けるのが難しいために、入学を断念してしまう人もいるかもしれません。
しかし、中央大学には独自の奨学金制度があるため、条件を満たすことで学費の支払いをカバーすることが可能なのです。
こちらでは中央大学の奨学金について解説しますので、入学を検討しているのならぜひチェックしてみてください。
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中央大学のオープンキャンパス
中央大学の奨学金は充実している?
中央大学には、意欲的なステップアップのサポートや、経済的な事情で学費の支払いが困難になった人の学修支援などを目的とした奨学金制度が充実しています。 家計の経済事情が学業の妨げにならないように、学内外に多くの奨学金を用意しているのです。 中央大学の奨学金は返済の必要がない「給付型奨学金」も多く、卒業後の負担にならないのも魅力となっています。 必要に応じて奨学金制度を利用し、余裕を持った状態で学業に専念できるように備えていきましょう。
参考:中央大学の奨学金制度 | 中央大学
中央大学独自の奨学金
中央大学には、他の大学にはない独自の奨学金制度が複数設定されています。 基本的に給付型奨学金であるため、返済による経済的なリスクを避けることが可能です。 例えば中央大学独自の奨学金には、下記のようなものがあります。
<学部生給付奨学金>
中央大学の各学部は、それぞれ独自の「学部生給付奨学金」を公開しています。
学部ごとの理念に基づいた奨学金が用意されているので、入学する学部に合わせて詳細を確認することがおすすめです。
2023年現在、中央大学の学部では下記のような奨学金が提供されています。
法学部 | やる気応援奨学金、増島記念給付奨学金 |
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経済学部 | 学長賞・学部長賞奨学金、高田博・弘子奨学金、経済学部創立百周年記念奨学金、経済学部グローバル人材育成奨学金、経済学部給付奨学金<自己推薦> |
商学部 | チャレンジ奨学金、学長賞・学部長賞奨学金、指定試験奨学金、予約奨学金、グローバルインターンシップ奨学金、留学プログラム給付奨学金(短期留学)、留学プログラム給付奨学金(1セメスター留学) |
理工学部 | 学長賞・学部長賞給付奨学金、理工学部給付奨学金、理工学部・理工学研究科たくみ奨学金(夏季・春季) |
文学部 | 学長賞・学部長賞奨学金、文学部給付奨学金、短期留学プログラム給付奨学金、長期留学奨励奨学金、フランス語圏派遣留学生特別奨学金(卒業生篤志家寄付)、学外活動応援奨学金 |
総合政策学部 | 学長賞 (プロジェクト奨学金)、学部長賞 (プロジェクト奨学金)、総合政策学部給付奨学金(経済支援)、FPS奨学金(成績優秀者)、国際インターンシップ奨学金 |
国際経営学部 | 学長賞・学部長賞奨学金、「アクティブステューデント」応援奨学金、長期留学・海外インターンシップチャレンジ奨学金 |
国際情報学部 | iTL先端的プロジェクト奨学金(学長賞・学部長賞給付奨学金)、「ICT留学」給付奨学金、「国際ICTインターンシップ」給付奨学金、iTL給付奨学金 |
各制度ごとに給付金額は異なり、だいたい10〜60万円程度の支給が行われています。
そのほか、対象となる条件や募集人数も変わってくるので、まずは自身が利用できる奨学金を絞り込んでみましょう。
<経済援助給付奨学金(所得条件型、緊急・応急)>
中央大学では、家計の所得金額が一定の数字を下回る学生に向けて経済援助の給付奨学金を展開しています。
国の高等教育修学支援新制度を利用していない、給与収入と年金収入の合計金額が500万円以下、合計所得金額が346万円以下など、いくつかの条件があります。
また、主な家計支持者の収入が大きく減収したことで修学が困難になった場合にも、緊急・応急の経済援助給付奨学金を受けられます。
<文化・スポーツ活動等奨励給付奨学金>
学内外の課外活動で実績の持つ生徒に給付される奨学金です。
既に実績を評価されている人はもちろん、今後の成果に期待ができる人材も給付対象になっています。
<指定試験奨学金>
中央大学が指定する国家試験に合格するために、4年の修業年限を超えて在学する人を対象にした給付型奨学金です。 2021年現在は、公認会計士試験と国家公務員総合職試験が指定試験とされています。
参考:大学独自(学部)の奨学金 | 中央大学
「中央大学予約奨学金」なら入学前に利用可能
中央大学には、これから入学する学生を対象にした「中央大学予約奨学金」も募集されています。
中央大学予約奨学金では入試出願前に採用が決定するので、金銭的な心配を解消した上で入試に臨めるでしょう。
学業成績優秀かつ首都圏以外の国内高等学校出身者が対象になり、採用後は4年間通じて給付金が支給されます。(毎年度継続の可否を決める審査があります)
参考:受験生の方へ | 中央大学
中央大学の学外の奨学金
中央大学では、上記のような独自の給付金以外にも学外のさまざまな奨学金制度を利用できます。
日本学生支援機構奨学金のほか、民間団体・地方公共団体奨学金も選択できるので、必要に応じて詳細を確認してみましょう。
参考:民間団体・地方公共団体奨学金 | 中央大学
中央大学には学費の免除がない?
中央大学は多くの奨学金制度がありますが、学費を免除する制度はありません。
学費の支払い自体は欠かすことができないので、奨学金の給付を受けた上で改めて納付をするようにしましょう。
一方で、中央大学は「国の高等教育の修学支援新制度」の対象になっているため、日本学生支援機構給付奨学金と併せることで授業料の減免が可能です。
採用区分(世帯の家計基準)に応じて半期ごとの減免が行えるので、申請基準を確認してみましょう。
中央大学の奨学金を申請する窓口
中央大学における奨学金の条件や手続きの詳細に関しては、大学に設置されている専用の窓口を使うことで確認可能です。 しかし、中央大学の奨学金は、種別によって取り扱っている窓口が変わります。 そのため奨学金について問い合わせをするには、それに対応している窓口に連絡を入れる必要があるのです。 こちらのページを参考に、確認したい奨学金の窓口をチェックしておきましょう。
ちなみに、中央大学では奨学金の質問を個別に対応するために、メールによる問い合わせフォームを用意していません。 電話の窓口のみが利用可能なので、受付時間等を確認して連絡をするタイミングを調整するのがポイントです。
参考:各窓口のお問い合わせ先 | 中央大学
まとめ
中央大学の奨学金制度は、非常に充実していると言えます。 各種奨学金は安心して学業を続けるためのサポートになり得るので、この機会にその種類や給付の条件を確認してみてはいかがでしょうか。