大阪文化服装学院は、大阪・梅田からほど近い三国駅にある服飾関係の専門学校です。大阪文化服装学院の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。
大阪文化服装学院の概要
大阪文化服装学院は、都心・梅田からわずか3駅と都心に近い立地ながら、大阪のファッション専門学校でもっとも広い3530.72㎡の校地面積を持つ専門学校です。
東京の文化服装学院とは「連鎖校」という関係にあり、創立75年を超える大阪文化服装学院が独自に培ってきたカリキュラムをベースにしつつ、教育・研究のさまざまな面で相互に協力し、高度なファッション教育を実施しています。
また、大阪文化服装学院は、全5学科が「職業実践専門課程」に認定されているため、企業などと密接に連携して、最新の知識・技術・技能を身につけられる実践的な職業教育を受けることができます。
大阪文化服装学院の詳しい紹介はこちら大阪文化服装学院のオープンキャンパス
大阪文化服装学院の学科・コース
大阪文化服装学院には、4年制の「スーパーデザイナー学科」、3年制の「ファッション・クリエイター学科」と「ブランドマネージメント学科」、2年制の「ファッション・ビジネス学科」と「スタイリスト学科」があります。
<スーパーデザイナー学科>
スーパーデザイナー学科は、世界に通じるトップデザイナーを養成する4年制の学科です。
在学中からマイ・ブランドを発表し、プロと同等の活動を実施。3年次には、全員でイタリア・フィレンツェ「ポリモーダ校」に短期留学します。4年次には、「独立&就職コース」「海外留学コース」に分かれ、卒業者には4年制大学卒業と同等の高度専門士の学位が授与されます。
<ファッション・クリエイター学科>
服づくりに欠かせない発想・企画・デザイン力を高め、ファッションの世界で、創造・表現する人のための3年制の学科です。
1年次はデザイン、パターン、縫製など、服づくり全般について学び、2年次からは「クリエイティブデザイナー」「アパレルデザイナー」「パタンナー」「3Dモデリスト」「ニット」「オートクチュール&舞台衣装」といった専門性の高いコースを選択します。
3年次からは、レディースとは異なる分野を研究するための「メンズ&スポーツ専攻」や「チルドレン専攻」に進むこともできます。
<ブランドマネージメント学科>
ブランドマネージメント学科は、ブランドやショップの企画・運営を通し、店舗経営・運営のスペシャリストを目指す3年制の学科です。
1年次はマネージメントの基礎を学び、2年次から「プロデューサーコース」と「ショップ開発コース」に分かれます。「プロデューサーコース」は、在学中からオリジナルブランドをプロデュースし、企画から販売までを一貫して経験します。「ショップ開発コース」は、3カ月に及ぶ長期運営ショップを経て、店舗経営・運営に必要なスキルを磨きます。
両コースとも、ファッションビジネスの本場・ニューヨークの名門校ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)での研修を行います。また、グラフィック系・ビジネス系のパソコンスキル、SNS、ウェブショップ運営など、就職・独立・起業に役立つデジタルスキルを習得します。
<ファッション・ビジネス学科>
ファッション・ビジネス学科は、ファッション業界で、販売・企画・仕入れ・宣伝を担当する人のための2年制の学科です。
1年次はファッションビジネスについて幅広く学び、2年次から「ショップスタッフコース」「バイヤーコース」「プレス&インフルエンサーコース」に分かれます。
1年次後期の企業実習では現場でスタッフとしての就業を経験し、卒業時には実際にショップを立ち上げ、企画から販売まで店舗運営のすべてを体験します。
<スタイリスト学科>
スタイリスト学科は、テレビや雑誌、CM、ショー、コンサートなどで活躍するスタイリストを養成する2年制の学科です。
一流のトップスタイリストが完全監修したカリキュラムにより、1年次はスタイリストの基礎を学び、 撮影実習やインターンシップなど現場も1年次から経験します。 2年次には、ソウルのトレンドスポットでのフォトシューティング実習を主とした「韓国スタイリング研修」やコレクションなどでのスタイリング発表で、さらに実践力を高めます。
大阪文化服装学院の学費内訳
大阪文化服装学院の学費を見ていきましょう。
以下は初年度の学費です。また、安全管理費、校外学習費、資料購入費、教科書・参考書代、各種検定料、学友会費、同窓会費などに充当する学生諸費は、2年次以降は年間90,000円~110,000円程度で学科、学年により異なります。
<スーパーデザイナー学科>
入学金300,000円、前期授業料365,000円、後期授業料365,000円、設備維持費(年額)260,000円で初年度納入額は1,290,000円です。
また、新入生学用品代として75,000円、学生諸費(1年次)が90,000円(前期60,000円・後期30,000円)かかります。学生諸費は2年次以降も必要です。
海外研修がカリキュラムに含まれていますが、研修費の別途納入は不要です。
<ブランドマネージメント学科>
入学金300,000円、前期授業料365,000円、後期授業料365,000円、設備維持費(年額)260,000円で初年度納入額は1,290,000円です。
また、新入生学用品代として70,000円、学生諸費(1年次)が80,000円(前期50,000円・後期30,000円)かかります。学生諸費は2年次以降も必要です。
海外研修がカリキュラムに含まれていますが、研修費の別途納入は不要です。
<スタイリスト学科>
入学金300,000円、前期授業料330,000円、後期授業料330,000円、設備維持費(年額)260,000円で初年度納入額は1,220,000円です。
また、新入生学用品代として75,000円、学生諸費(1年次)が90,000円(前期60,000円・後期30,000円)かかります。学生諸費は2年次以降も必要です。
海外研修がカリキュラムに含まれていますが、研修費の別途納入は不要です。
<ファッション・クリエイター学科>
入学金300,000円、前期授業料290,000円、後期授業料290,000円、設備維持費(年額)260,000円で初年度納入額は1,140,000円です。
また、新入生学用品代として70,000円、学生諸費(1年次)が100,000円(前期70,000円・後期30,000円)かかります。学生諸費は2年次以降も必要です。
<ファッション・ビジネス学科>
入学金300,000円、前期授業料290,000円、後期授業料290,000円、設備維持費(年額)260,000円で初年度納入額は1,140,000円です。
また、新入生学用品代として70,000円、学生諸費(1年次)が100,000円(前期70,000円・後期30,000円)かかります。学生諸費は2年次以降も必要です。
大阪文化服装学院ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)
大阪文化服装学院のスーパーデザイナー学科、ブランドマネージメント学科、スタイリスト学科は、海外研修がカリキュラムに含まれていますが、研修費の別途納入は不要です。
ただし、インターンシップおよび実習に伴う交通費、宿泊費などは各自の負担となります。
大阪文化服装学院で使える奨学金について
<大阪文化服装学院特別奨学金>
大阪文化服装学院在校生で、人物・学業が特に優れ出席良好で学科長、担任の推薦がある人、また、学業および関連活動において著しく優れた成果を上げた人を対象に、年間授業料全額、または一部を支給します。返済は不要です。
<大阪文化服装学院奨学金>
大阪文化服装学院在校生で、人物・学業が優れ出席良好で学科長、担任の推薦があり、経済的理由により就学の継続が困難な人を対象に、年間授業料の一部を支給します。返済は不要です。
<すみれ会(大阪文化服装学院同窓会)海外留学奨学金>
大阪文化服装学院在校生・卒業生で、人物・学業が優れ海外留学を希望する人、ポリモーダ校および学院が適当と認めた学校への留学を希望する人を対象に、100万円を上限に、すみれ会が金額を決定して支給します。返済は不要です。
<大阪文化服装学院コンテスト奨励金>
大阪文化服装学院在校生で、国内外コンテストにおいてグランプリなど著しく優れた成果を上げた人を対象に、年間授業料全額、または一部を免除します。
<高等教育の修学支援新制度>
大阪文化服装学院は、2020年4月スタートの国の新しい修学支援制度である「高等教育の修学支援新制度」の対象校です。
<日本学生支援機構奨学金>
無利息の第一種奨学金と利息付の第二種奨学金があります。学力および家計が選考の基準になります。
<AO入学 学費減免制度>
AO入学合格者は奨学措置として、初年度前期授業料から50,000円が減免されます。
<特待生制度>
英語、数学の筆記試験からなる特待生試験にて、成績上位の方を対象とした特待生制度です。
特待生S合格者は、初年度前期授業料および2年次前期授業料の全額(670,000円、640,000円、560,000円のいずれか)が免除されます。
特待生A合格者は、初年度前期授業料から280,000円が減免されます。
特待生B合格者は、初年度前期授業料から140,000円が減免されます。
<指定校推薦入学 学費減免制度>
指定校推薦入学合格者は初年度前期授業料の一部が減免されます。複数の学費減免特典を得た場合、減免額の最も大きい制度が適用されます。ただし、AO入学の学費減免特典との併用は可能です。
<田山淳朗賞 特待生制度>
大阪文化服装学院主催の 『高校生ファッションデザイン画コンテスト』にて、優秀な成績を修めた方に贈られる特待生制度です。
グランプリ田山淳朗賞受賞者は、特待生Aとして初年度前期授業料から280,000円が減免されます。準グランプリ受賞者は、特待生Bとして初年度前期授業料から140,000円減免されます。
複数の学費減免特典を得た場合、減免額の最も大きい制度が適用されます。
<進路変更支援制度>
大学・短期大学・専門学校からの再進学者で、1年次からの新入学、2年次・3年次・4年次への編・転入学を希望される方を対象とした制度です。
合格者は、初年度前期授業料から280,000円が減免されます。
<就学支援制度>
外国人留学生を対象とした制度です。合格者は、初年度前期授業料から280,000円が減免されます。
<勤労学生控除>
専修学校(専門課程)の勤労学生は、勤労学生控除の適用を受け(控除額27万円)、所得税が減免されます。