早稲田大学は入学した学生に対して、さまざまな奨学金制度を提供しています。
生活費や学費に困ってしまう場合には、奨学金を借りて余裕のある形での学習がおすすめとなるでしょう。
こちらでは早稲田大学の奨学金について、その種類や手続きについて解説します。
奨学金を利用するには早めの手続きが大切なので、この機会に早稲田大学における奨学金制度のポイントをチェックしておきましょう。
早稲田大学の詳しい紹介はこちら
早稲田大学の奨学金制度について
早稲田大学の奨学金制度は、他校と比較しても非常に充実した内容になっているのが特徴です。
2021年現在、学内・学外の奨学金は250種類以上あり、民間団体や地方公共団体などから幅広く支援を受けられます。
早稲田大学独自のものだけに絞っても150種類ほどあり、年間で平均40万円程度の支給が行われているのです。
「せっかく早稲田大学に合格したのに、学費を払うためにアルバイトばかりで勉強に集中できない」といったことも、このような充実した奨学金制度を活用することで避けることができるでしょう。
2021年度のデータでは、13,252人が何らかの奨学金を使って勉強に励んでいることがわかっています。
これは対象学生・生徒の28.8%にも上り、さらにそのうちの52.4%は返還がいらない給付型の奨学金を利用できています。
2021年度の支給総額は約2億円となっていて、これは私立大学のなかでもトップクラスの規模となっているようです。
早稲田大学は、それだけ学生のことを考えた奨学金に力を入れていることがわります。
参考:余裕を持って手続きを! 2月1日登録開始の2023年度「春の奨学金登録」 – 早稲田ウィークリー
奨学金のこと教えて!~奨学課に聞きました~ » 早稲田大学体験Webサイト
早稲田大学の学内奨学金
早稲田大学の学内奨学金は、すべて返還が不要な「給付型奨学金」となっているのが特徴です。 卒業後に返還に追われることはないため、学業とその後の進路に集中することができます。 早稲田大学の学内奨学金は、成績が優秀な人に対して支給されるものと、就学が困難なほど経済的に苦慮している学生に支給されるものに分かれています。 採用の条件や支給額に違いがあるので、自分がどちらのタイプの奨学金に当てはまるのかをチェックしておきましょう。
先にも挙げた通り早稲田大学の奨学金は複数あるため、ある程度は選択することが可能です。 例えば学内奨学金には、以下のようなものがあります。
<めざせ!都の西北奨学金>
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県といった、首都圏以外の国内高等学校の出身者に対して支給される奨学金です。 家庭の事情等で学業が優秀であるのに進学が難しい人に、申請資格が与えられています。 2021年度から給付型の奨学金になり、原則在学中の4年間は継続的に支援されます。 学部に応じて、45万~70万円の支給総額が設定されています。
<大隈記念奨学金>
早稲田大学の創始者である大隈重信を記念した奨学金です。
成績上位者が対象となり、学部別選考では40万〜64万円の支給が行われています。
<紺碧の空奨学金>
児童養護施設出身者や養育里親家庭を対象に支給される奨学金で、2017年度から募集が開始された新しい制度です。
入学する前に在学中の奨学金を約束できる「入試前予約採用給付奨学金」になっているのが特徴で、試験に合格して入学が決まったのちに正式に採用が行われます。
そのほか、学外奨学金として「国の修学支援新制度」「日本学生支援機構奨学金」などが利用可能です。
参考:奨学金のこと教えて!~奨学課に聞きました~ » 早稲田大学体験Webサイト
その他の学内奨学金 – 早稲田大学 奨学課
2022年度「大隈記念奨学金」学部別選考方法について
紺碧の空奨学金 – 早稲田大学 奨学課
学内外の奨学金 – 早稲田大学 奨学課
早稲田大学の学費免除制度について
早稲田大学には学費免除制度がなく、基本的に規定された学費を支払わなければなりません。
学費そのものを免除することはできないため、その点は注意しておきましょう。
一方で、各種奨学金を活用することで、学費免除と同様の効果に期待することはできます。
複数の奨学金を掛け持ちするなど、工夫次第で学費のコストを実質的に抑えることも可能です。
早稲田大学の奨学金の手続きについて
早稲田大学で奨学金の申請を行う際には、まず「奨学金情報 Challenge」を取得します。
Challengeには、早稲田大学の奨学金に関する情報や手続き方法が掲載されています。
Challengeを参考に募集条件や必要書類を確認し、申請の準備を進めましょう。
申請後審査に通過することで、奨学金の受給を行うことができます。
参考:奨学金登録 – 早稲田大学 奨学課
まとめ
早稲田大学の奨学金制度は充実しているため、上手に利用することで学費による負担を抑えることができます。
早稲田大学独自の奨学金も数多くあるので、自分の環境や条件に合うものも見つけることができるでしょう。
既に入学している人も、これから早稲田を目指して勉強をする人も、経済的な不安がある場合にはこちらを参考に奨学金制度の詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。