トリマーには特に資格は必要ではありません。 しかし動物のトリミングをする仕事なので、動物の生態に関する専門的な勉強が必要です。 動物が好きなことも大事で、苦手な人には向いていないでしょう。 犬のクセや性質、体調の変化に対する対応など、動物が好きなだけではカバーしきれないことも多いです。
トリミングは犬の毛をカットしていくことが中心となりますが、百種類にもなる犬の種類毎にカットの方法と性質やクセ、気質定番のスタイルや流行など覚えることがとても多いです。 独学では勉強しきれないので、1~2年は専門学校に行くと効率良く知識の補填が出来ます。
それと同時にペットショップや動物病院、トリミングサロンなどで見習いとして働くと、実際のトリマーの仕事を体験できるでしょう。 就職するときや将来の独立などを考える場合、資格が欲しいなら民間の団体が独自の審査基準を持ってトリマー認定を行っているので、持っておくと有利です。 動物病院では、獣医師のサポートを行うこともあり、トリマーの仕事と兼ねることから、「動物衛生看護師」などの資格を取ると有利です。
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初めは身繕いから始めて腕を上げていく
見習いとして働き始めても、当然ですが未経験なので、すぐにトリミングをさせて貰えません。
まずペットの散歩やその他のお世話をして、少し慣れたら爪切りや耳掃除を行います。 その合間にトリミングの勉強をしながら練習を続けます。
犬の被毛は犬種によってシングルコート、ダブルコートと呼ばれます。 それぞれでトリミングのやり方は違います。
犬の飼い主でも足の裏や目の周り、肛門の辺りなどは簡単なトリミングは出来ますが、全体のトリミングは致命的な失敗を避けるためにトリマーに依頼する人が多いです。
トリマーは、トリミングの方式に従いながらも、犬の毛並み、クセなどを見ながら犬に合ったトリミングを行います。 先の丸いハサミや梳きバサミ、バリカンなどを使って、犬を傷つけないようにトリミングします。
見た目をキレイにするために、むだ毛をトリミングして犬の健康的な生活を保つ意識を持って練習すると上達が早いでしょう。
有資格者になる
トリマーの資格は社団法人ジャパンケンネルクラブが、独自の基準で定めて認定しています。
そのトリマー資格を持つ人は16000人程度で、これからペットを飼う人は増えることが予想されるため注目の資格です。
トリマーは犬の美容師のため、飼い主は腕の良い人を求めています。
明確な基準を求める人は有資格者へ依頼するので、資格を持っておくと就職や転職、独立の時に有利です。