可愛い犬などの毛並みを整えるトリマーの仕事には主に2つの役割があり、その一つは健康を守ることです。
毛を整えることを「トリミング」と呼び、ペットの毛を整えて健康などを守る人のことを「トリマー」と呼びます。
人も髪や髭などが伸びたら美容院や床屋へ行きます。 それと同じようにペットも毛繕いを行って衛生的な身体を保ちます。
動物は身体を毛に覆われており、シャンプーして毛並みを揃えたり、ブラッシングを行わないとすぐにノミやダニなどが繁殖します。 定期的にシャンプーを行って清潔を保ち皮膚の状態を確認して、病気予防のために毛を整える必要があるのです。 毛並みを整えるときに皮膚の状態の確認や爪切り、耳の掃除も行うので全身の細かい健康チェックが出来ます。
飼い主が耳掃除などを行おうとすると、上手く行かないことがありますが、トリマーはお世話のプロなので適切に掃除を行えます。 その時に体調が悪いことに気付くと、飼い主に伝えることで病気の早期発見に繋がります。
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ペットの健康を守る
身だしなみを整える
トリマーは動物病院やペットショップ、ペットホテル、トリミングサロンなどで働いてペットのお世話をしています。 飼い主と相談しながら健康と美容の両方の観点から、ペットに合ったトリミングを行っていきます。
例えば柴犬なら全体的に短めに刈り込んで凛々しく仕上げて、トイプードルならぬいぐるみのように見えるふわふわ感を残したスタイルなど様々です。 自宅で毛が飛び散らないようにお手入れをして欲しいなど、こだわりのスタイルを持っている飼い主さんも多いので、よく希望を話し合うことが大事です。
ドッグショーへの出場を狙っているなら、ショーによって向いているトリミングがあるので勉強が必要です。
トリミングの進め方
まずペットとコミュニケーションを取りながらブラッシングを行って、シャンプーをします。 大型犬の場合はシャンプーだけでも大変で体力が要ります。 それから乾かしながら全身のバランスを見て、毛並みをカットして整えていきます。 この時に皮膚の状態など体調も確認をします。
耳掃除や爪切りもシャンプー後の切りやすいときに行うのがポイントです。 小型犬に多いのですが、毛のカラーリングやアクセサリーも付けて可愛らしく仕上げます。 これらは飼い主さんの希望によって行われることが多いです。
トリマーはペットの美容面だけではなく、体調に気付く目線も必要なので動物の栄養健康管理、生活の仕方などの総合的な知識が必要です。