ミュージシャンに必要な能力って?

ミュージシャンに必要な能力って?

◆ミュージシャンの適性や心構え

○努力
ミュージシャンは華やかな職業だけれど、まさに水面下で足を動かす白鳥のように、見えないところでは地道な努力の繰り返しでなりたっている。
技術は一日二日でマスター出来るはずもなく、何年も何十年もコツコツ行うことが大事だよね。
その上音楽には正解がないため、どこまでやればOKといった指標も人それぞれ。
常に変化する世の中、そして流行を見つめながら、スキルアップを続ける向上心は必要不可欠なものだね。

○根気
大勢活躍しているミュージシャンのほんの一握りは、才能と運に恵まれ、あっさり有名になってプロとして活動していたりするかもしれない。
でもそれに期待するのは宝くじを買うのと同じで、あまりにも消極的すぎる。厳しく言えば楽観的過ぎというか、舐めている。
初めからそんな甘い考えでは、運を引き寄せることだって出来ないよ。
長い下積み生活を続け、根気強く夢に向かうことが大切な事だ。
ほとんどの人が音楽活動だけで生計を立てることが難しく、アルバイトや仕事をしながらチャンスを掴むために努力をしている。
結果が出なくてすぐに諦めてしまう人の元には、成功は訪れないと言えるんだね。

○音楽が好き
根本的なことだけれど、仕事とプライベートがごちゃまぜになる可能性だってある仕事なので、心から音楽が好きだと言える人でなければ続けることは難しいだろうね。
毎日音楽漬けの生活になることは珍しくないことだ。
音楽がライフワークの一部という感覚でもないと、嫌なことがあったときにあっさり辞めてしまうということも大いにあるはずだ。
何より、音楽が好きだという気持ちがないのに、どうして人々に感動を与えることが出来るのか、という話だよね。
あなたが憧れたあのミュージシャンのように、自分も夢を与える立場になることを忘れてはいけないよ。

○何事も楽しむ
もしデビューができたとしても、継続的に売れ続けることはとても困難なこと。
「安定」を求めるなら絶対にやめた方がいいくらい、かけ離れた世界でしょう。
そもそも音楽業界自体が不安定だと言えます。
失敗しても、過酷な状況に立たされたとしても、自分で選んだ人生だからとブレずに前向きにいられる人こそが、ミュージシャンには向いている人だと言えるのかもしれないね。

○技術
最重要ではないものの、当然ながら最低限必要なのは演奏のための技術だね。 歌唱力も然りだ。
サッカー選手がサッカーを知らなければプレイ出来ないのと同じで、基礎能力として備えておきたいところ。
そしてただ譜面の通り楽器を扱えたり、難しいテクニックを一通り出来るように、ということだとニュアンスが違ってくる。
抽象的になってしまうけれど、アーティストならば音楽で何かを表現することこそが、一番大事なテクニックなんだよね。

○まとめ
上記の能力があり、手段を全て行っていればプロのミュージシャンになれるのかと言えば、決してそんなことはない。
タイミングや運も大きく関わってくる、ミュージシャンを志すのはとても難しい道のりであることを覚悟しなければいけないね。
ですが門戸は狭くても、確実に空いている。
それどころか昨今では急速なIT化に伴って人の目に触れる機会が昔と比べ物にならないくらい増えた。
ペンパイナッポーアッポーペンで知られるPPAPだって発端はYOUTUBE。今じゃ世界規模のヒットとなったもんね。
夢を持ったなら諦めないこと、チャンスは誰にでも掴めるよ。