浅野工学専門学校は、昭和4年に創立された伝統と実績をもつ建築系の専門学校です。
浅野工学専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。
浅野工学専門学校の概要
浅野工学専門学校は、横浜から電車で7分の新子安駅が最寄り駅の専門学校です。
創設者は、「日本のセメント王」と呼ばれる浅野總一郎氏。
コンクリート技術者養成校として始まった90年以上の歴史を持つ専門学校で、神奈川県の建築系専門学校では唯一、文科省から「職業実践専門課程」の認定を受けている学校でもあります。
4年制の「建築工学科」と、2年制の「建築デザイン科」があり、建設業界や建築関連の企業で役職に就いている卒業生が多いことから、どちらも実習やインターンシップが充実しています。
建設業界とつながる太いパイプを活かし、学校推薦による過去5年間の正社員内定就職率は100%。
専門学校では即戦力を意識した学習を展開しているので、卒業後すぐに建築士として活躍できます。
4年制を卒業すれば大卒と同等の「高度専門士」が取得できるので、大学院への進学を目指すことも可能です。
創設者像がコンクリートでできていたり、 水に浮ぶコンクリート製のカヌーがあったりと、校内にはコンクリート技術者養成校の先駆者らしい見どころもたくさん。
日本に数台しかない高強度コンクリートの耐圧試験機も保有しています。
学校独自の学費免除制度や奨学制度があり、認可された専門学校であるため、日本学生支援機構による奨学金制度を利用したり、通学定期券や学生割引券を購入したりすることも可能です。
浅野工学専門学校の詳しい紹介はこちら浅野工学専門学校のオープンキャンパス
浅野工学専門学校の学科・コース
浅野工学専門学校には、昼間部4年制の<建築工学科>と昼間部2年制の<建築デザイン科>があります。
<建築工学科(4年制)>
戸建て住宅から高層・大型ビル、土木も含めた大規模な建築まで広く深く学ぶ学科です。
1年次から実習系の授業がカリキュラムに組み込まれており、全カリキュラムの授業時間を100%とした場合、講義の時間が45%、実習の時間が55%。
実践的な知識に加えて高度な総合力を身につけた「総合的建築人」を育成しています。
卒業と同時に一級建築士・二級建築士の国家試験受験資格が得られるほか、在学中に2級建築施工管理技術検定(2級建築施工管理技士学科試験)や施工管理技士、インテリアプランナーなどの資格が取得可能。資格取得支援のための講習会も用意しています。
また、卒業後は大学院への進学を目指すことも可能です。
<建築デザイン科(2年制)>
住宅を中心にした製図力を身につけ、建築に関する専門科目を集中させた2年間のカリキュラムで、二級建築士の最短合格を目指す学科です。
在学中にインテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーターといった資格取得にチャレンジでき、卒業後には二級建築士だけでなく一級建築士も即受験が可能です。(登録には実務経験が4年必要)
住宅だけでなく、公共施設・商業施設などの大規模建築も学びたい人は、卒業後に建築工学科への編入も可能です。
浅野工学専門学校の学費内訳
浅野工学専門学校の学費を見ていきましょう。
前期・後期の納入が基本ですが、月割りでの納入が認められる場合もあります。
諸経費(学生自治会費・学生傷害保険料・同窓会費)は初年度のみ必要です。
<建築工学科(4年制)>
■1年次 納入総額:1,297,970円
・入学金:250,000円
・授業料(前期・後期):各330,000円
・実験実習費(前期・後期):各45,000円
・施設費(前期・後期):各141,000円
・諸経費(前期):15,970円
■2~4年次 納入総額:各1,032,000円
・授業料(前期・後期):各330,000円
・実験実習費(前期・後期):各45,000円
・施設費(前期・後期):各141,000円
<建築デザイン科(2年制)>
■1年次 納入総額:1,216,610円
・入学金:200,000円
・授業料(前期・後期):各330,000円
・実験実習費(前期・後期):各30,000円
・施設費(前期・後期):各141,000円
・諸経費(前期):14,610円
■2年次 納入総額:1,002,000円
・授業料(前期・後期):各330,000円
・実験実習費(前期・後期):各30,000円
・施設費(前期・後期):各141,000円
浅野工学専門学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)
建築工学科、建築デザイン科ともに、学費の他に学年ごとに教材費が必要です。
浅野工学専門学校で使える奨学金・学費サポート等について
<学費負担軽減支援制度 >
指定校推薦または学校推薦の入学者の学費を免除する制度です。
【建築工学科】
指定校推薦:入学金半額(125,000円)と授業料の一部(150,000円)を免除
学校推薦:入学金半額(125,000円)と授業料の一部(100,000円)を免除
【建築デザイン科】
指定校推薦:入学金半額(100,000円)と授業料の一部(150,000円)を免除
学校推薦:入学金半額(100,000円)と授業料の一部(100,000円)を免除
<三羽鶴奨学金>
建設業界で活躍する人材育成のための学校独自の奨学制度で、2年生から4年生の対象の在校生に後期学費(約50万円)を免除します。
【タイプA 対象者】
・建築工学科2・3・4年生で、前年の成績が学年トップの者 (3名)
・建築デザイン科2年生で、前年の成績が学年トップおよび2位の者 (2名)
【タイプB 対象者】
・建築工学科に在籍する2年生から4年生および建築デザイン科に在籍する2年生のうち、学校の定める「経済的要件(世帯年収等)」と「成績要件」の双方を満たし、書類審査と面接により決定した10名程度
<高等教育の修学支援新制度>
浅野工学専門学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。
世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。
給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。
授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。
支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。
授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。
自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。
<日本学生支援機構奨学金制度>
第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。
【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校
自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択
自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択
【第二種・有利子の貸付額】※私立専門学校
月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)
※最大年利3%以内
また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローン、中央ろうきんとの提携教育ローン制度も紹介しています。また、学生寮・マンションの案内もあります。