奨学金を受け取っている学生は、奨学金継続願を提出する必要があります。そこには「学生生活の状況」を書く項目があり、何を書けばいいか悩む人は多いでしょう。そこで、奨学金継続願の「学生生活の状況」を書く際のポイントをまとめました。
奨学金継続願で「学生生活の状況」を書く理由
奨学金をもらっている学生は毎年奨学金継続願を提出する必要があり、その中には「学生生活の状況」という項目が用意されています。奨学金は毎年審査を通じて、継続して給付するかどうか決めるものであり、審査の際に参考になるのが「学生生活の状況」です。その学生が果たして奨学金の給付を継続するのにふさわしいかどうかを判断する材料になります。そのため、いい加減な内容を書いてはいけません。しっかりとした内容にすることで、継続して奨学金が給付される可能性を高められます。
「学生生活の状況」に書くべき内容
実際に奨学金継続願を作成する際に「学生生活の状況」に書くべき内容について紹介します。
これまでの1年の学生生活について簡潔に書く
学生生活の状況では、これまでの1年の間に学校でどのように過ごしてきたのか、学生生活について簡潔に書きましょう。基本的には200字以内にまとめて書くというケースが多いでしょう。書くべきことについて特別な指定があるわけではなく、内容が普通のものだったとしても問題ありません。ダラダラと書くのではなく、どういう学生生活を送っているかわかりやすく簡潔にまとめましょう。
課外活動について書く
たとえば、専門学校のサークルに所属して活動しているならば、そのことについて書くと良いでしょう。自分が参加しているサークル名と活動内容について簡単にまとめます。自分がサークル活動で特に活躍したことがあるならば、そのことも書いておきましょう。
ボランティア活動について書く
ボランティ活動をはじめとした社会参加した出来事があれば、そのことも学生生活の状況に書いても良いでしょう。具体的にどういったボランティア活動に参加したのか書いてみましょう。たとえば、学校の授業の一環としてボランティア活動に参加した場合でも問題ありません。
勉強について書いても構わない
学校に通っているけれども特に課外活動もボランティア活動もしていないケースがあります。この場合は、勉強のことについて書いても問題ありません。毎日しっかりと学校に通って一生懸命勉強していることをアピールしましょう。学業で素晴らしい成果を残した実績があるならば、そのことも書いておくと良いでしょう。
授業を欠席することなくだいたい出席しているのであれば好印象を与えられます。実習や学校の課題などで遅くまで校舎に残り作業しているのであれば書いておきましょう。
今後の展望や予定などを書いておく
どうしても学生生活の状況について文字数を埋めることができないケースがあります。この場合は、今後の予定や展望、希望などについて書いておくのも良いでしょう。自分が興味を持っていることがあり、それに今後は挑戦してみたいと書いておけば、前向きな内容になります。
アルバイトについて書く
アルバイトについて書くのも基本的には問題ありません。ただし、アルバイトについては学業をおろそかにしていないことが前提です。もし、授業を休んでまでアルバイトに精を出しているならば、それはマイナスの印象を与えるため書かない方が良いでしょう。授業にしっかり出席して問題なく単位が取れている状況であれば、そのことを含めてアルバイトについて言及しても構いません。
学生生活の状況について注意点
これから学生生活の状況について書く際の注意点を説明します。
嘘を書いてはいけない
自分が真面目で充実した学生生活を送っていることをアピールするために嘘を書こうとする人がいるかもしれません。しかし、学生生活の状況については、自分の状況を正直に書くことが大切です。嘘の内容を含めてしまうとバレてしまったときに印象が悪くなります。学校での単位の取得状況などは奨学金を提供する側は確認することが可能です。そのため、学業に関することについての嘘は避けましょう。
空欄をできるだけ作らない
学生生活の状況に限らず、奨学金関連で提出する書類については、できる限り空欄を作らないように埋める努力をしましょう。たとえば、200字以内で学生生活の状況について書くならば、190字以上は最低でも書くようにしてください。また、学生生活の状況を書くときに改行する必要はありません。
まとめ
今後、奨学金が継続するかどうかに影響する大事な書類が奨学金継続願です。そこにある「学生生活の状況」については、これまでの1年を振り返って正直に学生生活の状況を書きましょう。ただし、マイナスになるようなことは書かないでください。