東京製菓学校は、1954年に国内唯一の製菓技術専門学校として開校した歴史ある専門学校です。東京製菓学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。
東京製菓学校の概要
東京製菓学校は、西早稲田駅より徒歩2分、高田馬場駅からも徒歩7分のロケーションにある製菓製パンの専門学校です。
開校以来、製菓製パン専門学校のトップランナーとして、未来の製菓・製パン業界を担う人材を育てるため、実習重視の専門学習を実践しています。
卒業したらすぐに役立つ技術と、「菓子は人なり」を体現する優れた人間性の双方を磨く専門学校です。
東京製菓学校の詳しい紹介はこちら東京製菓学校のオープンキャンパス
東京製菓学校の学科・コース
東京製菓学校には、「洋菓子科」「和菓子科」「パン科」があり、それぞれ本科(昼間部8:30~16:30)、専科(夜間部18:00~21:30)を設置しています。
<洋菓子科>
2年間、洋菓子だけを専門的に学ぶ洋菓子科。
1年次はパートシュクレ、シュー生地、折り込み生地、スポンジ生地、バターケーキ生地など、あらゆる洋菓子の基本となる技術や生地づくりを修得。
2年次はマスターした基本技術の応用として、パティスリーやコンフィズリー、パスティヤージュ、マジパン細工、シュガーアートと、多様な領域をカバーします。
アーティスティックな側面を表現できるアメ細工、フランスでは専門職が確立しているショコラといった専門的な実習も豊富で、2,880時間の授業時間のうち2,452時間を実習にあてる実習量の多さで、パティシエに必要な理論や技術を身体で覚えていきます。
<和菓子科>
和菓子科では、和菓子に特化して2年間の教育で、伝統的な和菓子から最新のものまで、和菓子のすべてを学びます。
1年次は和菓子を基礎から学び、約290品の実習で和菓子の基本を身につけます。
2年次にはすでに修得した基礎技術をベースに高度な和菓子にチャレンジ。さらに約290品のレシピを実習し、卒業後すぐに現場に対応できる実践力につなげます。
<パン科>
東京製菓学校のパン科では、パンだけを2年間、専門的に学びます。早くから現地フランスの製パン学校からM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号を持つパン職人を招き、本場のパン文化に触れる機会を提供しています。
東京製菓学校では専用施設『石窯之舎』を完備し、授業で本場の石窯を体験できます。本格的な石窯はもちろん、専用研修施設である箱根セミナーハウスには、歴史的・文化的価値の高いイタリア・ポンペイ窯も復元。業界随一の設備が整っています。
パン科でも、2,880時間の授業時間のうち実習時間が2,440時間。世界中のパンを修得するだけでなく、石窯での実習や自家培養酵母の授業なども取り入れて、どんな場面でも活躍できるパン職人を輩出します。
東京製菓学校の学費内訳
東京製菓学校の学費を見ていきたいと思います。
<洋菓子本科(昼間部)>
1.入学時納入金の合計は1,101,510円です。
内訳は
入学金:360,000円
施設費(第1学年前期分):180,000円
授業料(第1学年1期分):165,000円
実習費(第1学年1期分):180,000円
在学諸費:101,030円
教科書代:38,060円
実習白衣代:35,420円
実習器具代:42,000円
2.その他の第1学年分の合計は1,215,000円 。
授業料(第1学年2~4期分):165,000円×3
実習費(第1学年2~4期分):180,000円×3
施設費(第1学年後期分):180,000円
3.第2学年分の合計は1,955,600円 。
内訳は
施設費(第2学年前・後期分):180,000円×2
授業料(第2学年1~4期分):165,000円×4
実習費(第2学年1~4期分):215,000円×4
在学諸費(第2学年分):75,600円
洋菓子科本科の学費の総合計は4,272,110円になります。
<和菓子本科(昼間部)>
1.入学時納入金の合計は1,105,310円。
内訳は
入学金:360,000円
施設費(第1学年前期分):180,000円
授業料(第1学年1期分):165,000円
実習費(第1学年1期分):180,000円
在学諸費:101,030円
教科書代:39,860円
実習白衣代:35,420円
実習器具代:44,000円
2.その他の第1学年分の合計は1,215,000円 。
授業料(第1学年2~4期分):165,000円×3
実習費(第1学年2~4期分):180,000円×3
施設費(第1学年後期分):180,000円
3.第2学年分の合計は2,024,600円 。
内訳は
施設費(第2学年前・後期分):180,000円×2
授業料(第2学年1~4期分):165,000円×4
実習費(第2学年1~4期分):215,000円×4
在学諸費(第2学年分):144,600円
和菓子科本科の学費の総合計は4,344,910円になります。
<パン本科(昼間部)>
1.入学時納入金の合計は1,102,230円。
内訳は
入学金:360,000円
施設費(第1学年前期分):180,000円
授業料(第1学年1期分):165,000円
実習費(第1学年1期分):180,000円
在学諸費:101,030円
教科書代:40,780円
実習白衣代:35,420円
実習器具代:40,000円
2.その他の第1学年分の合計は1,215,000円 。
内訳は
授業料(第1学年2~4期分):165,000円×3
実習費(第1学年2~4期分):180,000円×3
施設費(第1学年後期分):180,000円
3.第2学年分の合計は1,955,600円 。
内訳は
施設費(第2学年前・後期分):180,000円×2
授業料(第2学年1~4期分):165,000円×4
実習費(第2学年1~4期分):215,000円×4
在学諸費(第2学年分):75,600円
パン科本科の学費の総合計は4,272,830円になります。
<専科(夜間部)>
1.入学時納入金の合計は
洋菓子科594,300円、和菓子科598,100円、パン科600,890円です。
内訳はそれぞれ
入学金:180,000円
施設費(第1学年前期分):90,000円
授業料(第1学年1期分):82,500円
実習費(第1学年1期分):90,000円
在学諸費:46,730円
実習白衣代:35,420円
実習器具代:42,000円
教科書代:洋菓子科27,650円、和菓子科29,450円、パン科36,240円
2.その他の第1学年分の合計はそれぞれ607,500円です 。
内訳は
授業料(第1学年2~4期分):82,500円×3
実習費(第1学年2~4期分):90,000円×3
施設費(第1学年後期分):90,000円
3.第2学年分の合計はそれぞれ945,300円 。
内訳は
施設費(第2学年前・後期分):90,000円×2
授業料(第2学年1~4期分):82,500円×4
実習費(第2学年1~4期分):107,500円×4
在学諸費(第2学年分):5,300円
専科(夜間部)の学費の総合計は洋菓子科2,147,100円、和菓子科2,150,900円、パン科2,153,690円になります。
東京製菓学校で使える奨学金について
<一般財団法人 林レオロジー記念財団奨学金制度>
菓子およびパンに関する製法技術を習得するため、2年以上のコースの専門学校に学び、将来国内および世界のパン・菓子業界の伝統的技術を継承し、さらに創造的発展をめざし勉学に励む2年生以上の専門学校生を対象とした奨学金です。
日本学生支援機構の奨学金や日本政策金融公庫の教育ローン、学校提携教育ローンを利用することもできるほか、東京製菓学校では、独自の学生支援制度があります。
<AO進学応援制度[昼間部]>
7月末までに授業見学または体験入学・オープンキャンパスに2回以上参加した上で、AO入試にて出願した方を対象に、入学金より100,000円を減額します。
<指定校推薦入試奨学金制度[昼間部]>
指定校推薦入試にて出願された方で、全教科目の平均評定4.0以上、欠席日数5日以内の方を対象に、入学金より100,000円を減額します。
<親族入学支援制度[昼間部/夜間部]>
4親等以内の親族に東京製菓学校の卒業生、または現在在籍の学生がいる方を対象に、入学金より100,000円を減額します。
<夜間部進学応援制度[夜間部]>
12月末内出願者で、製菓製パン業の企業の方に推薦をもらえる等条件に該当する方を対象に1学年2期の学費から減額する授業料減額制度。