収入や将来性が気になるデザイン関係の仕事について

収入や将来性が気になるデザイン関係の仕事について

◆デザイナーの収入

デザイナーを細かく分けるとかなりの数になるので、ここではグラフィックデザイナー全般の収入に注目していこう。
グラフィックデザイナーで働いて食べていこうと思ったら、まず大きく分けて会社勤めかフリーランスかという2択がある。
企業へ会社員として働く場合、会社の規模に左右されるけれど、専門職なので手当がつくとして、だいたい500~600万円ほどが相場。
ただし大手の広告代理店のグラフィックを任されれば30代で年収1,000万円ということもあるので、技術と働き次第なところがあるね。
業界によっても差があって、メジャーどころの広告業界の中でも大きく差があるけれど、例えばゲーム業界なんかだと、残業がかさんだけど全額出なかった……なんてことも考えられるので、よく確認しておこう。

一方フリーランスの場合は、そもそも知名度や人脈、または売り込みが上手ではないとそもそも仕事が貰えず収入も0円。
なので一定期間会社員等で経験を積んだ後、独立するといったケースが基本だね。
でもやっぱり会社で作ったお客さんはその会社の財産となるから、独立すれば身一つで収入は下がるはず。
その期間を超えて仕事が軌道に乗り始めれば、会社勤めよりもフリーランスの方が稼げることも珍しくないよ。
そしてゆくゆくは自分のデザイン事務所を設立!なんてことも全然夢ではない職業だね。

◆デザイナーの今後

広告業界をはじめ、クリエイティブな職種は盛衰の激しい一面がある。
どんどんと新しいものは出てきて、古いものに固執していると業績は落ちていく一方なはず。
その上電子機器の流通によって紙媒体の需要は減る一方。
何か一つのスキルだけでデザイナーとして働くには、少し厳しいというのが現状かも。
今後もその傾向は続きそうなので、デザインが好きでやりがいを強く感じるといったことがないと、モチベーションが保たないかもしれないね。

もし学校に行ってデザイナーとして活躍したいと思っていたけど、少し不安になってきた……。
そんな人は視点を変えてみるのも一つの手。
紙が衰退しているということは電子機器に需要がシフトしているということ。
Webの勉強をしながら各所でグラフィックデザインを続けていくと、今後も広がる情報化社会の波に乗っていけるかもしれないね。

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