在学中にかかるお金とは。学費についての考え方って?

学費についての考え方

学校に通うのに必要なお金というのは、学校に支払う入学金や授業料などの学費だけではありません。
一人暮らしする人ならば家賃や食費もかかるでしょうし、実家暮らしでも交通費や友達と遊ぶ時にはお金がかかるかと思います。
これらの費用は正式には学費と分類されずに生活費となりますが、学校に通うのに必要不可欠なお金ですよね

なりたい職業が決まっている方も、これから学校探しを始める方も、出来る限り支出は少なくしたいものです。
そのために学費が安い学校を狙うのはもちろん有効ですが、果たして気にするのは金額だけでいいのでしょうか。

学費が高い分最新設備が整っているのかもしれません。
立地が良く、趣味や授業外で学べることが豊富な環境であることもあります。
地域によっては物価も違い、家賃を安く抑える制度がある学校も存在します。
奨学金制度が充実していれば、在学中の大きな助けになりますよね。

そういった要素も考えながら、自分にあったカリキュラムを組んでいる学校を選ぶ。 それが本当の意味で学費についての考え方、ひいては学校選びなのです。

学費以外の要素を考えてみる

それでは実際にお金について考えるとき、どういった項目が思いつくでしょうか。
代表的なのは家賃や光熱費、また食費や交通費、学校ならば友達と遊びに行くとへも使うでしょうし、自分の趣味のために物を買うこともあるでしょう。

全国の一人暮らしをしている学生の生活費の平均は、大体月に9万円ほどと言われています。
実家暮らしであれば6万円ほどでしょうか。
その中で一番多いのは家賃や光熱費となりますが、次に多いのが食費で、大体4分の1を占めるとされています。
娯楽や交際費に関しては人によって大きく左右されるところですが、月に1万円強が使用されることが多いようです。

支出の抑え方を考えてみる

一番支出が多いのが家賃だとすると、やはりそこを減らすのが最善策ですよね。
それではそれを減らすにはどうしたらいいか、大きく分けて2パターンあると思います。

・家賃の安い家を探す

・実家から通える学校を探す

要は一人暮らしをするかしないかですね。

家賃の安い家を探すには不動産屋さんを何件も回るというのが常套手段かもしれません。
ですが一般的な家賃の考え方として収入の3割程度というのがあり、アルバイトのみで頑張っても精々10万円程度です。
つまり家賃にかけられる金額は3万5千円ほどとなります。色々探してみるとわかりますが、その金額でいい物件を見つけることは非常に難しいのが現状です。
そこで最近では多くの専門学校やスクールが、学生寮や家賃補助を制度として構えています。
安いところであれば月数千円から住める場所もあり、2~3万で食事がついている寮も少なくありません。
門限や入居条件がある場合もありますが、安く抑えるのに利用しない手はないですよね!
学校の寮や家賃補助については学校ホームページからも確認ができますが、詳しい情報は資料請求をして確認してみましょう。
中には寮について専門パンフレットを作っている学校もありますので、非常に参考になるかと思います。

一方実家から通える学校を探すという点では、気にする部分は学校の地域や立地です。
全国の学生の通学時間は片道45分程度と言われています。往復で1時間半、月間で換算すると約30時間も移動時間に費やしていることになります。

ですが移動時間を減らしたくても、実家から近くて自分に合った学校があるなんてことは珍しいですよね。
そこで考え方を変えてみて、移動時間を有効に使うというのはどうでしょうか。
読書が好きならば本を読む、ゲームが好きならばゲームをして過ごす。最近ではスマホで多くの情報を入手することができるので、ネットサーフィンも悪くありません。勉強だって出来るでしょう。

もちろん、忘れてはいけないのが交通費の存在です。
あまり遠い学校に頑張って通うとそれだけ交通費はかさみますし、それ以外でも帰りが遅くなった時の食費や交際費が余計にかかる場合もあります。
実は実家を出た方が安く済んでいた! ということにならないように、学校についてはしっかり調べておく必要がありますね。
また一度は学校のオープンキャンパスなどに参加してみて、駅から歩いてみたり街並みを観察することも重要です。
学校の中身だけではなく、それ以外の要素にも注目してみましょう。

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