学校に行かないとアパレルの仕事に就けない?

学校に行かないとミュージシャンになれない?

◆ファッション業界に進むには学校が必要?

基本的に学校に行くのがマイナスにならないと考えている筆者だけれど、ファッション業界については全面的にオススメすることはできない。
というのも、職種にも寄るけれど、実際初めからそこまでの能力を求められることが少ないから。
とはいえ、いきなりデザイナーとして雇ってください!といったところで運が良くなければまず間違いなく落とされてしまう。
ではどうしたらいいのか...。
もし学校に通わないのであれば、まずはアパレル店員、販売員を目指そう。
アルバイトの募集も比較的多くあるし、採用条件としてもそこまで厳しいものはない。
ある程度経験を積めば、正社員への道も開けるはず。
ファッションに関する知識も接客についても能動的に動くことで学校よりも実践的に身に着くし、本当に目指す仕事が先にあるとしても職場にその職の人がいれば実体験を聞くこともできるね。

◆学校に行くことをオススメする場合

基本的に専門技術が関わる職種に関しては、やっぱり専門学校に行った方が集中して学べる上、何より就職する時に有利に運べるはず。
例えばファッションデザイナーを目指す場合。
これは学校の授業も大事だけれど、とにかく在学中はデザインを描いて描いて描きまくろう。
画力や発想力はそれを続ければついてくる。
そして就職時のポートフォリオさえ万全に整えれば、そのデザイン力で勝負ができる。
デザイナーとして活躍を目指すならば初めの就職先は可能な限りいいところを目指したいところだ。
知名度の高い服飾専門学校は他業種に比べて企業からの評価も高いので、数は少なくても就職口は用意されているはず。
デザイナーは周りのレベルが高いところじゃないと伸びづらいので、大きく知名度の高い会社へ就職して足掛かりとし、ゆくゆくはフリーランスか世界的なデザイナーへの昇華を目指していこう。
他にもパタンナーのような特殊な技術が必要な場合も、独学よりは専門学校で学んだほうがオススメ。
CADやドレーピングがカリキュラムに入っているところを選んで、広く対応できるパタンナーを目指そう。
さらに実践経験が求められる職種なので、始めは新卒という枠を利用してパタンナーとして働ける会社への就職は外せない。
無事にパタンナーとして就職できれば実務経験を積むこともでき、その後のステップアップも可能となるはずだよ。

◆コネクションも重要

専門学校に通うメリットは技術や知識を体系的に学ぶことだけじゃない。
何より同じ業界を目指す仲間に囲まれた環境というのは、人脈作りにうってつけだ。
各職種との連携が必ず発生する服飾業界では、各方面へのコネクションがかなり重要になってくる。
仕事をする上ではもちろん、情報網としても、もちろん純粋に友人としても、それは貴重な財産だ。
そういった意味でも学校はオススメできるけれど、お金と時間を無駄にしないよう計画的な進学をしよう。

上へ