短期大学と看護専門学校の違いについて、ご案内します。

今回は看護大学と看護専門学校と短期大学の違いについて考えていきましょう。

医療について学ぶにあたってどちらも優秀な学校ですが、資格取得にあたってどちらが良いのか、卒業は大変なのか、学費や選択にあたっての重要なポイントなどについて今回は確認していきたいと思います。

短期大学と看護専門学校の違い

短期大学と看護専門学校の違い

短期大学と看護専門学校の違いですが、いずれも看護師になれるということは違いがありません。

看護専門学校と短期大学はどちらも同じ3年制となっており、卒業時に看護師国家試験の受験資格が得られることも同じなのですが、カリキュラムなどが少し異なります。

勉強の幅が広がるのは「看護系短期大学」

看護系短期大学は全国至る所にあります。

〇愛知
〇京都
〇大阪
〇静岡
〇岐阜
〇埼玉
〇茨城
〇千葉
〇東京
〇神奈川
〇岡山
〇兵庫
〇佐賀

など多くの地域にあります。

基本的に看護系の短期大学は文学部など他の学校を併設していることが多いので、教養科目などの授業で他の学科のカリキュラムを学ぶことができるのも大きな特徴です。

心理学や社会学などは病院や看護スタッフとのコミュニケーション力が求められる業務も多いのでスキルを活かせます。

養護教諭二種免許が取得できる場合もあるので、高校生の段階で教員になりたいという気持ちと看護師になりたいという気持ちが均衡しているという方は看護系の短期大学に進学し、両方の資格取得を目指すという方法も、大変ですが不可能ではありません。

大学へ編入してさらに学べる

また短期大学は大学への編入ができる点も大きなメリットです。

短大は基本的に4年生の大学の分校であることが多く、別の大学に編入することも可能です。

基本的に3年次編入となるので、短大を卒業しそのまま大学へ編入するという形になることが多いです。

いざ卒業して働き始めてかた「やはりもう少し知識を身につけてから現場に戻りたい」と考えている方にもピッタリです。

専門学校は稀に大学への編入学資格を得られるところもありますが、基本的には得られないので編入を目指したいという方は短大に進学することをお勧めします。

准看護師からなら2年で卒業

准看護師の資格を持っていて、最終学歴が高校卒業もしくは大学入学資格検定、つまり高卒認定に合格しているという方は2年で卒業することも可能です。

看護専門学校もこちらについて同じですが衛生看護科のある高校を卒業し、准看護師資格を持っていれば一般の方より1年早く国家試験に挑戦することができることも大きなメリットです。

いまは減少傾向にある短期大学

本記事では短期大学の特徴についてご紹介しましたが、残念ながら短期大学は縮小傾向にあります。

4年制の大学に移行している方が多く、看護師にも高学歴な方が増えてきているので短期大学の価値があまり重視されなくなっています。

また最近は専門学校の需要も多くなり、専門学校を卒業して看護師になる方が多いのでということも挙げられるでしょう。

しかし一刻も早く実力を養成し、看護師として活躍したいと考えている方は短期大学に進学するのも選択肢のひとつです。

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