技術・スキルアップを求めて再進学を検討している方へ
◆技術を身に付けるために専門学校へ通う
専門性の高い座学と実習を魅力として学歴社会に台頭してきている専門学校。
就職の際には大卒のみの求人も未だにあるため軽視されがちな立場にありますが、実情としてはそんなことはありません。
4年制の大学では基礎学力を高めるためにかなり広い範囲の学問を修め、知識力を高めることがほとんどです。
もちろん必要な実習の時間は確保されていますが、レポートや課題に取られる時間も多く、満足に実践的なことを学ぶ機会は少ないでしょう。
その点専門学校では、特化している分2年間でも大学より密度が濃いと言えるでしょう。
基本的に私立なので設備にお金をかけていることも多く、最新設備を授業外の自由な時間で使える環境もほとんどの学校で用意されています。
なので技術を磨く、身に付ける点においては専門学校はかなり強いです。
ですが就職のときには文面上で判断されることも多いため、資格で補強したり実務レベルの説明を簡潔にしっかり述べられるような工夫をしておくといいでしょう。
◆具体的にどの程度の力が身につく?
まず勘違いしてはいけないのが、学校に行けば勝手になんとかなるだろうと思うこと。
それは間違いなくないですし、努力しない人が報われるほどこの世の中は簡単ではありません。
卒業すれば取得できるような資格はいくつかありますが、それを持っているだけでは就職には繋がらないため、どんな分野のどんな学校に行ったとしても得られるものを残さずする気概を持って臨みましょう。
ちなみに業界やレベルにもよりますが、大体1年間で基礎が身につき、2年目で応用~実践という流れが多い様子。
それが昼間部の話なので、夜間部ではさらに凝縮されます。通信制では独学の部分も入ってきます。
自分で学ぶ姿勢があって初めて、専門学校に通う意味というのが出てくるのです。
スキルアップ目当てだとしても、決して高くない数十万というお金を無駄にすることのないように注意しましょう。
◆独学で身につくんじゃ?
ぶっちゃけた話、技術力を磨くだけならわざわざ専門学校に入る必要はないでしょう。
大がかりな設備が必要なジャンルであればまだしも、PCスキルやプログラミング言語をはじめ、語学といった知識によるものは自分で教本を買って対策すれば済む場合もあります。
ただし自分で学ぶことが苦手な人っていますよね。角いう筆者もその一人。
強要されることで初めてモチベーションが上がってくるのも珍しいことではありません。
このページに地力でたどり着いた人ならばそんな心配はないかもしれません。
ですが確実に基礎から、変に曲がらっていない技術や知識を得ようと考えるならば専門学校は非常に有効な手段。
自分の目指すものが身に付くかどうかは事前にパンフレットを見て学校に赴き相談を重ねた上で、しっかり見極めていきましょう。