歯科衛生士の勤務環境、労働時間

歯科衛生士の勤務環境、労働時間

◆勤務時間

歯科衛生士の勤務時間は職場によっても異なりますが、通常の仕事と同じく毎日フルタイム8時間で仕事をこなすパターンと、シフト制だったりたまに半日4時間だけ働く場合と様々ある。
都内を中心に仕事終わりに来院するサラリーマンたちを受け入れるために20時とか21時までやっている歯科医院も少なくないため、環境によっては少し遅くまで働くことになるかもしれない。
もちろんその場合は朝9時から20時までなんて基準値を超えてしまうので、12時から出勤になったり夕方まででバトンタッチしてあがれたりといったシフト性になるのが普通だね。
基本的に診察時間が決まっているので残業がかさむと言ったことはなく、そのあたりはかなり調整しやすい仕事と言える。
平均としても月に8時間程度なので、全職種から見てもかなり少ない方である。
また特徴的なのは昼休みの長さ。午前診療と午後診療が分かれている場合は間がしばらく空くことも珍しくないため、その間は昼休みとすることもある。
中には正規雇用で各医院に身を置くのではなく、スポット的にパートやフリーランスとして複数の現場を掛け持ちする歯科衛生士もいて、実はその方が稼げるという噂も……。もちろんそれは技術や能力が向上してからの話だけれど。

◆休日

歯科医院に勤める場合は基本的にその休診日がそのまま休日となる。
必ずしも土日というわけではなく、また祝日に関してはほぼほぼ普通に出勤となるず、少しだけ損した気分になるかもしれない。
シフト制の場合は週の中で1日が休診日で全休、2日は半日出勤で、残り4日が全日出勤、といった形式だったり、1日だけは休診日、そしてもう一日は不定期で週1休みを取れる、というように週休2日制をとっているところも。
中には完全週休2日制を敷いているところもあり、またGWやお盆の時期は連休が取れたりするため、総合すると少々不定期にはなるがしっかり休みは取れる、といった印象だね。 もちろん相手が一般の人であることから、皆が休みのときに働かなきゃいけないというのはある程度の見込まなきゃいけない不満と言うことだ。

◆その他待遇

他にはほとんどの医院では交通費や残業代は当たり前として、家賃補助や資格手当といった比較的手厚い制度のある医院も珍しくはない。スキルアップや転職のことを視野に入れておく環境としてはかなり優れていると言える。
また各保険はもちろん指定のものに加入できるとは思うけれど、中には健康保険など個人で入っておく必要がある場合もあるので、しっかり自身で確認しておこう。
基本的に医療系の仕事においては待遇は悪くない。ただし小さな個人店レベルではなかなか首が回らないこともあるので、やはりしっかりと確認しておくのが大切なことということだね。

◆歯科衛生士の一日例

朝起きて、寝ぼけ眼をこすりながら準備をして出勤。出勤したらまずは白衣なりなんなりの仕事着に着替える。
最重要事項な清潔感に関しては、奇抜なメイクは避けてほぼほぼナチュラルに、髪の毛は帽子があればしっかりしまい、そうでなくてもまとめてちらからないように。
もちろんだけどピアスやネイルは厳禁だね。
準備ができたらその日の予約の患者さんのカルテを歯科医師としっかりと確認。
歯科医は基本的に予約なしで来ることはないはずだけれど、突然歯が痛むからとくることは十分考えられるので、そこも加味してスケジュールを組もう。
時間が来たら開院。午前中は繁盛していて13時過ぎまで診察を行ったとしよう。そしたら午後は15時から再開なので、1時間30分程度の昼休み。
自宅が近ければ帰宅して洗濯掃除、買い物を済ませてしまう人も?もちろん午後に備えてしっかり休むことも大事。
午後は学校帰りや会社帰りの患者さんが増えて混み合い、慌ただしく過ぎていく。
その日の終わりは20時。最後の診療も無事終わり、残業はほとんどなくそのまま帰宅。
次の日に備えてしっかり休み、また平日の朝が来る。

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