歯科技工士になった人の声

歯科技工士になった人の声

◆R・Sさん(兵庫県)

憧れていた「海外就職」と「独立開業」、どちらも叶えられたのは歯科技工士だったからだと思う。
高校では、遅刻や授業中に居眠りをしていた僕も、新大阪歯科技工士専門学校で過ごした2年間は、まじめに取り組みました。
卒業後、単身アメリカへ留学。やはり、言葉の壁は大きかったですね。
でも、この時期が一番語学力がついたと思います。
2年後、ロスに本社があるラボ(歯科技工所)に就職。
大阪支社で1年、ハワイで2年間勤めました。
海外で働いて「日本人の器用さ」を実感しました。
日本の技術は高く、海外でも十分通用すると感じています。
夢を実現し、ラボ(歯科技工所)を開業!
その後、東京のラボに転職し、1年後に独立開業の夢を実現!
独立するのは、言葉の通じない海外に行くよりも不安でした。
たった一人で開業し、海外生活が長くつながりもない中、あるのは数少ない出会いだけ。一つひとつの仕事を大切にしたことが、今の成功につながっているのだと思います。
歯科技工士になってよかったと思うことは、自分の夢を叶えられたことと、収入面。会社員時代とは全然違いますからね。
今後の夢は、どのラボにも負けない、質の良いものをつくっていくことと、スタッフの数ももっと増やし、働きやすい職場環境をつくることです。

◆U・Kさん(東京都)

今、歯科技工士としてがんばっていることは、歯科医院からお預かりした模型から読み取れる情報を1つも見逃さないようにということ。
解剖学的・機能的・審美的・技術的な要素を満たせる技工物を製作することを目標にしています。
どれをとっても満足できるには遠く、実現困難なことばかりですが、目標設定は高く!!
上を向いて学ぶ気持ちを大切にしています。
歯科技工士の魅力については、人が健康で幸せな生活を営んでいく上でなくてはならない「歯」。
当然のことですが、社会に必要とされる職業ですし、自分が手がけた仕事が評価され、患者さんの笑顔へとつながったときに「喜び」と「やりがい」を感じます。
知識と技術を活かして正確な技工物を製作し、1つの実績を残すたびに技術力が一歩前進することで「達成感」が得られ、 次の仕事に取り組むエネルギーへとつながります。
歯科技工士は、人生に豊かさや喜びという付加価値を与えてくれる仕事です。
これからは歯科医師と歯科技工士が、知識と技術を共有し、患者さんの笑顔につながり、 幸福感を仲介できるようになれたらいいなと思います。

◆K・Fさん(神奈川県)

子どもが産まれてもこの仕事を続けたい。そう思える、誇りを持てる仕事に出会えて幸せです。
私は歯並びや噛み合わせの治療を専門とする歯科医院で矯正装置の製作を行っています。
患者さんの多くが子供なので、口に違和感や痛みを伴うこともある矯正治療をいかに楽しく続けられるかが私の腕の見せ所だと思っています。
好きな色の装置にしたり、キャラクターのシールを埋め込んだり、矯正装置がその子にとって宝物のような存在になれるよう工夫しています。
歯列矯正は、一般治療と違い長期治療。
小学生の頃から関わってきた子が高校生になって、綺麗な歯を見せながら笑顔で治療を卒業していく・・・。 私の作ったものが、その子の成長を支え、これから始まる未来を輝かせる一部になれたと思うと本当に嬉しくなりますね。
このような素晴らしい環境で、誇りを持てる仕事に出会えたのも、私の夢を理解し、最後まで諦めずに理想どおりの職場を探してくれた先生方のおかげです。
先生方への感謝、院長への感謝、そして私の仕事を応援してくれる家族に感謝しながら、生涯歯科技工士として、いろんな人を輝かせられる矯正装置を作り続けたいですね。

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