仕事の種類が非常に多岐に渡るのが、動物に関わる仕事と言うもの。資格が必要なものから必要ではないものまで、人気なものを中心に12職、解説していくよ。

◆資格が必要な動物に関わる仕事

資格が必要な動物に関わる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。

獣医師などさまざまな動物に関わる仕事がありますが、今回は

○ 専門学校に進学した方がいいのか
○ 大学に進学した方がいいのか
○ 進学する場合どのような進路を選ぶのか
○ 学部はどのようなものを選べば良いのか
○ どのような授業が行われているか
○ 国家試験にはどのような種類があるか
○ オープンキャンパスには参加した方が良いのか

などについて確認していきたいと思います。

また、動物に関わる仕事には臨床技師などしっかりと動物の検査を行うような資格、職業もあります。

それらは授業も難しく、様々な情報を取捨選択しつつ教育を受ける必要がありますし、そもそも医療系の大学は受験勉強もしっかりとする必要があり、エリアによって必要な科目なども異なってくるので、なかなか難しいです。

しかし、卒業することができれば医療関係の業務は年収も高いですし、医療機関に就職することができれば、様々なやりがいをもって業務に取り組むことができます。

結果を出せば国際的に評価されるような成績を残すこともできるかもしれません。

福祉施設で働きたいか一般の企業か、など対象の就職先はそれぞれ異なると思いますが、しっかりとどのような就職先に就きたいか、インターネットで検索するのも大切です。

本記事でもご紹介一覧でご紹介していきたいと思いますので、是非一緒に確認して いきましょう。


資格が必要な動物に関わる仕事にはまずは獣医が挙げられます。

臨床獣医師や国家公務員、地方公務員などに分けられますが、いずれも獣医師の免許を取得する必要があり、獣医系の専門学校や大学を卒業する必要があります。

基本的に臨床獣医師として病院に勤める場合でも、公務員に勤める場合でも安定しているということに大きな差はありません。

臨床獣医師の場合は自分で動物病院を運営するという選択肢もありますので、スキルや経営に自信のある方は自分でクリニックを運営するのも良いかもしれませんが、しっかりと毎日決められた業務をこなすことの方が得意という方は公務員として働くことをオススメします


動物看護士トリマーなども資格が必要です。

特別な業務が必要なので、希少性の高い仕事です。しっかりと資格を取得することができれば、多くの職場から必要とされるでしょうし、就職活動も心配ないでしょう。


資格のいらない動物に関わる仕事はドッグトレーナーやペットショップの販売員などがあります。

特にドックトレーナーは資格が必要なイメージがありますが、しっかりとスキルや知識があれば資格を持っていなくても働くことができます。

しかしほとんどの方が専門学校で専門知識を取得しているので、現実問題として学校に通わずにいきなりドッグトレーナーを目指すのは難しいかもしれません。

また、盲導犬訓練士や警察犬訓練士など様々な犬を訓練する仕事も非常に大切ですそれぞれ専門学校で知識について学ぶことができるので、興味のある方は資料請求などもしてみましょう。

★ 獣医師

動物に関わる仕事の中ではなるのが一番難しい部類の獣医師。
仕事内容はそのまま動物のお医者さんだね。
動物病院で働いているイメージが強いかもしれないけれど、動物園や水族館にいる動物の体調管理なんかでも活躍しているよ。
ペットを飼っている方にとっては一番お世話になる相手だし、目指している人も多いだろうね。

【獣医師の種類】
○ 臨床獣医師(小動物)
主に動物病院で、犬猫以外にも鳥やフェレットなんかの小型動物の診察を行う獣医師のこと。
中には一つの動物を専門で診察する病院もありますが、多くは色々な動物の診察をしてくれるよね。
犬一匹とはいえ人間と同じく千差万別の特徴があるから、ひとり立ちできるようになるためには2年から3年ほどかかると言われているよ。
最近では飼われるペットも色々な種類がいるので、かなり広い知識が必要で勉強も大変だね。

○ 臨床獣医師(大動物)
動物病院に来ないような動物たち、つまりは動物園や水族館の動物たちをみたり、また競馬施設の馬の様子を診る役割も分けられているよ。
要は畜産以外での大型生物の管理と言ったところだね。
小型動物は診療だけで終わる場合も多いけど、こっちは出産やその他の体調管理、また怪我の即時対応なんかも柔軟に行う立場だね。

○ 国家公務員
国家に属する各省の直属となって、輸入される海外の食品や動物の確認を行う役割もある。
変な病原菌を持っていないかとか、毒物は含まれていないかとか、一般的な獣医師のイメージとは異なるような業務内容だね。
普通の獣医師よりもさらに広く専門知識を持っていなければいけないので、かなりはハードルは高いながら、非常に待遇もいい仕事だ。

○ 地方公務員
主に各都道府県の動物を扱う施設で働く獣医師は地方公務員として扱われるよ。
一般道で動物が倒れているだとか、動物を扱う店なのに衛生状況が悪いといったトラブルの対応や、予防接種の対応を行う仕事だね。
また食肉として扱われている動物の病気の予防や体調管理にも気を配り、家畜の発育や繁殖をサポートするよ。
自治体で管理しているような動物園や水族館への配属が決まることもあるみたいだね。

★ 動物看護師

動物看護士とは主に動物病院なんかで獣医師の補助を行うのが主な役割だね。
これも人間の医師と看護士の関係と同じ。病院に来る動物たちの飼い主さんの対応や、入院中の動物の看護、院内を綺麗に保ったり薬品の調剤なんかも看護師が行う場合があるよ。
重要な仕事としてペットの調子が悪くて不安な飼い主さんへ、安心できるように状況の説明をすることなども忘れてはいけないね。

★ トリマー

トリマーは、ペットのトリミングを行う仕事のこと。
人間で言うところの美容師さんだね。ペットサロンでカットやシャンプーを始めとして、爪切りとか耳掃除なんかまでを行うよ。
犬専門で扱うようなところが多いけれど、最近では猫やウサギ、鳥なんかの小動物全般的に対応しているところが増えてきたね。
動物相手でたまには暴れたりする子もいるので意外と体力が必要だったり、飼い主さんとのコミュケーションも必須な比較的マルチな職業と言えるね。

◆資格のいらない動物に関わる仕事

★ ドッグトレーナー

その名の通り犬のしつけや訓練を請け負う仕事がドッグトレーナーだ。
ショーなんかに出る犬はハンドラーという別職種があって、こっちは家庭犬の対応を行うよ。
もちろん飼い主さんにアドバイスをするのも仕事のうちとなるね。
資格が必須ではないけれど、専門学校で専門知識を習得したり実習を経た後で就職する人が多いよ。

★ ペットショップ販売員

アルバイトでも出来る仕事として、ペットショップで働くパターンもあるよ。
動物の世話はもちろん、ペットグッズの管理や接客なんかもやる仕事だね。
動物の説明をする機会も多いから幅広く柔軟な知識が必要となるけれど、感覚でつかむ部分もあるから実務経験も重要な仕事だね。

★ ペットシッター

家庭で飼っているペットのお世話を、飼い主が留守の時などに訪問するか預かるかして世話をする仕事だね。
長期間家を空けるわけじゃないけれど、高齢の方で散歩が難しい場合や、ペットが高齢で介護が必要な場合なんかもペットシッターの出番だね。
特に首都圏では比較的多く利用されていて、需要がある分ペットシッターとして起業する人も結構いるみたいだよ。

◆動物を訓練する仕事

最後は動物を色々な目的に合わせて訓練する仕事の紹介だよ。
色々な動物で必要な仕事だけど、今回は犬の訓練士について各種簡単に説明するよ。

★ 盲導犬訓練士

今では街で見かけることも増えた、盲導犬の訓練士。
目の不自由な方の目として、誘導や補助を行うのが盲導犬だね。
レストランなんかでも立ち入りが許可されることが増えてきた、つまりそれだけ信頼があると言うことだから、その訓練士にも相応の責任があるよね。
もちろん訓練中には体調管理を始めとした世話全般を行う必要はあるし、利用者の体験や説明の対応も仕事のうちにはいるよね。

★ 警察犬訓練士

言わずと知れた警察犬の訓練士。ジャーマンシェパードという犬種のイメージが強いかな?
警察犬訓練士は2種類に分けられていて、直轄警察犬と嘱託警察犬でタイプが異なるよ。
直轄警察犬は警視庁とか県警で管理されている犬で、担当となるのはもちろんそこに属する警察官だ。
一方嘱託警察犬の方はというと民間の訓練所に委託される形で管理を行う。つまり一般から警察犬訓練士を目指すならこちらだね。
あまり知られていないけれど、一般家庭で飼っている犬をスカウトするなんてこともあるんだよ。

★ 災害救助犬訓練士

最近も活躍がめざましい、災害時に行方不明の方を探したり、実際に救助を行う犬の訓練士だね。
訓練は子犬の頃から始まって、ボール遊びや隠れんぼで何かを探すことを早いうちから慣らしていくよ。
各訓練所へ就職することでもなれるけれど、災害救助のボランティアとしても訓練士として働ける場合があるんだよ。

★ 麻薬探知犬訓練士

麻薬探知犬の訓練士は東京税関で管理されている国家公務員。
仕事としては有名だけれど、空港その他各所で麻薬を匂いで探すのが目的だね。
非常に重要な役割である分、なるのも相応に難しく、でもなれれば国家公務員なので待遇も安定度も魅力的な仕事だよ。

★ 聴導犬訓練士

盲導犬が視力ならば、聴導犬は聴力の補助。日常生活は想像以上に音にありふれているけれど、それを聞きわけて飼い主に知らせるのが役割だね。
犬は耳が人間の何倍もいいから反応するのは容易だけれど、聞きわけを教えるのがやっぱり大変みたいだ。
ちなみに聴導犬の訓練を行っているのは埼玉県の施設のみ。人員もそれほど多いわけじゃないから、需要は大きい仕事だよ。

★ ハンドラー

ドッグトレーナーと混同されがちだけれど、ハンドラーはドッグショーで美しく歩かせるために繊細な訓練を行うのは役割だよ。
歩く技術や基本的なしつけだけではなく、体調管理はもちろんのこと、トリミングなんかも自身で行うのでかなり専門的な職業だね。
多くの人が専門学校に通うみたいだけれど、実際にハンドラーとして働いている人に弟子入りする手段もアリみたいだよ。

上へ