動物訓練士になるためにはどんな方法がある?具体的な仕事内容は?ぶっちゃけ収入ってどれくらい?

動物訓練士や動物調教師という仕事について掘り下げて解説!

◆動物訓練士の種類

一言で動物訓練士といっても目的によってかなり多くの種類がある。
犬だけでも盲導犬や聴導犬と言った人間の介助を目的とする訓練士や、家庭犬のしつけや訓練を請け負う家庭犬訓練士。
主に警察捜査で行われるような警察犬や災害救助犬、麻薬探知犬など。
ドッグショーで活躍するようなモデル犬の訓練を行うハンドラーも訓練士の一部だね。
基本的に訓練士になるためには特別な資格は必要ない。
しかしやはり専門技術を身に付ける必要は少なからずあるので、ここでは人気な訓練士を抜粋して紹介するよ。

◆盲導犬訓練士

盲導犬とは、というのは既に周知されているはずだけれど、視覚に障害がある人の目として、介助を行う犬のことだね。
今ではレストランや葬儀場など、一般的には犬が入れないところでも侵入が許可されるところが増えてきたね。

そんな盲導犬訓練士は、特に資格の取得の必要はなく、盲導犬育成団体で研修を受け、知識や資質が十分と判断されれば盲導犬訓練士を名乗ることができるよ。
ちなみに盲導犬補講指導員というさらに上級のものがあり、通常はこっちを目指すんだ。
盲導犬の訓練以外に実際の視覚障害を持っている方へ、盲導犬の扱いを指導する役割だね。
一般的にはどちらも盲導犬訓練士と呼ばれているから、あまり馴染みがないかもしれないね。

盲導犬訓練士は四六時中訓練をしているわけではなく、訓練犬の世話やユーザーさんの対応も仕事のうちだよ。
あとは盲導犬を引退した犬や適性外と判断されてしまった犬の預かり先を探すのも大切な役割だね。

◆家庭犬訓練士

開業も狙える家庭犬訓練士は、自分のペットへも学んだことを活かせるので、年齢に関わらず人気だね。
とはいえ実は特別必要な資格があるわけでもなく、自称家庭犬訓練士でもしっかりとスキルと知識さえあればそれは立派な家庭犬訓練士だよ。
どうやってそれらを身に付けるのかと言えば、専門学校やスクールに通ったり、自分で調べながら知人のペットを預かることで知見を深めて評判を集めるなど。
もし自分でホームページを作ることができるなら、そこで募集をかける等で仕事はとっていけるかもしれないね。
なるのは簡単でも評判を呼びこむにも実績を残すにも結局は腕次第なので、本気で目指すなら専門学校やスクールで学び、人脈も同時に作ることを意識するといいかもしれないね。

◆警察犬訓練士

警察犬訓練士になるには、まず2種類あることを知ってもらわなければならない。
それは「直轄警察犬訓練士」と「嘱託警察犬訓練士」と呼ばれているよ。
何が違うのかと言えば、直轄の方は警察官で管理していて、訓練も警察官が行うというもの。
一方の嘱託は警察本部から民間施設に訓練を委託しているもので、基本的に目指すならばこっちになる。
直轄はそもそも警察官にならないといけないし、警察官になれても上手く警察犬訓練士になれるかも分からないし、無事になれても異動があったりと大変なんだ。

じゃあ嘱託警察犬訓練士にはどうやってなるのかと言えば、まずは民間の警察犬訓練所に採用してもらう必要がある。
そしてそこで見習いとして働きながら、公認訓練士と言う資格を取得する必要がある。
資格をとっただけで終わりではなく、そこから一人前になるまでさらに訓練を積み、全体で5~6年は必要な大変な道のりだよ。
訓練士の学校に通えば訓練所での経験は3~4年で済むみたいだね。

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