ブリーダーになるためにはどんな方法がある?具体的な仕事内容は?

ブリーダーという仕事について掘り下げて解説!

◆ブリーダーとは

ブリーダーとは、犬を中心とするペットの交配や出産、繁殖を手掛け、流通させる仕事。
基本的にペットショップにいる血統書付きの子犬たちは、ブリーダーの手によって生まれているんだね。
ブリーダーは犬に関する深い知識を持ち、生まれてくる子犬の遺伝的な疾患を防ぐために最適な交配相手を選んだり、親犬の出産や飼育中のサポートを行ったりしながら、優秀で元気なペットを世に送り出していく、とても繊細かつ重要な仕事。
そんなに表立つような仕事ではないけれど、海外ではブリーダーから直接犬を譲り受ける人も多く、人々に親しまれている職業だよ。

◆ブリーダーになるには

ブリーダーになるには意外かもしれないけれど、特別な国家資格や公的な資格が必要な訳ではないよ。
多くの動物を扱うような大規模なブリーダーやペット店経営を行うには動物取扱責任者という立場が求められるけれど、それも公的な資格と言うわけではないからね。
じゃあ誰でも簡単にブリーダーになれるのかといえば、結論から言えば誰でもブリーダーにはなれる。
ただしブリーダー社会から認知されてそれを仕事としていうには、必要な条件がいくつかある。
まずは第一条件として、動物が好きであること。まぁこれは動物に関わる仕事全てに言えることなので、わざわざ掘り下げなくてもいいね。

2つ目の条件は、生物学的な知識を身につけていること。繁殖させるには当然動物の血統に関する知識や病気や遺伝に関する生物学的な知識が必要だ。
これらを身に着けるには現場で長い実務経験を積むか、専門学校や通信講座を利用して学ぼう。
3つ目は経験。知識だけで上手くいくほど、繁殖と言うのは単純な仕事ではないよ。
だからまずは第一歩として、自分でペットを飼ってみよう。もちろんブリーダーとペットとして飼うのではまた違う話だけれど、何事も経験だからね。

◆ブリーダーの収入

ブリーダーにも向きあい方は人それぞれで、コンテストに参加するような本格派からあくまで副業として行う人、また趣味の延長で繁殖をさせて販売させる人もいるよ。
それぞれでもちろん収入は異なってくるから、今回はいくつかのケース別にご紹介するよ。

◯ 就職した場合 ブリーダー業を営む企業に就職した場合は、大体初任給で年収220~250万円前後、30代で400~500万と言われている。
動物に関わる仕事は収入が少なめな割には、一般職とそん色ない収入だね。
企業によってはトップブリーダーがガンガン仕事を取ってくる場合もあるから、そういったところでは待遇も良くノウハウも学べるため狙い目だね。
ただし繁殖は法律的にデリケートな領域なので、あえて違反しているところもあれば知らずに法を犯している場合もあるため、注意が必要だね。

◯ 開業した場合 独立すれば儲けは全部自分のものだし稼げるのでは?
そんな考えは甘い甘い。とはいえチャンスがないわけでもない。
評判によって仕事の良し悪しは変わるし、動物の種類や数によって、また時期によっても収入は変わってくる。
さらには売上全てがそのまま収入になるわけでもないため、読みにくいのが現状だよ。
例に犬を挙げてみると、ワクチンや予防接種代に餌やトイレ、シャンプーなどの衛生用品。その他繁殖に関わる料金など細かく経費がかかってくる。
そこに犬の調子が関わってくるから、なかなか読むのが難しいんだね。
ただ独立したからこその副業という道もあり、ペットホテルやトリミングサロンを併設して運営している人もいるんだ。
自分の生活スタイルにあった働き方をしたいという人や、結婚や出産後、育児をしながらでも仕事ができるというのは開業の最大のメリットだよね。
なんにせよ忘れてはいけないのが、大きく稼げるのはほんの一握りのトップブリーダーだけということ。
初めから独立を考えるのではなく、まずは知識や経験を積むことから考えていこう。

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