昨今の美容業界は、非常に成長しており需要が高まっています。
というのも、基本的にヘアメイクやエステ、メイクといったものは女性中心の市場であったものが、最近では男性がサロンに行くのも当たり前の時代となったからです。
女性よりもさらに美容に気を使う男性も増えていて、メンズサロンも街中で見かけることが増えてきました。
ジェンダーレス男子やボーダーレス男子などの言葉も一時期話題になりましたが、SNSの台頭もあり、今後「美」に関する世間の注目はより一層高まっていくものと予想できます。
そんな勢いなので、美容業界では以前より就労環境も改善され、求人も増えています。
男性にピックアップしましたが当然女性の美容業界を占める割合は多く、美容業界を目指す人もまだまだ女性が多いです。
国全体で男女が活躍できる環境をサポートしているのでこれからもどんどん働く環境はよくなっていくでしょう。
このページでは、そんな美容業界について詳しくご紹介します。
美容業界の利点
美容に興味があってそれを仕事にしたい、と強く思っていない限りは、やはり他の職業に比べた時にどんなメリットがあるかを考えてしまうものです。 当然美容業界に進む利点はいくつかあります。 まず一つに、美容系の職業はそれぞれの専門性が高いという点です。 特に一番人気である美容師には、国家資格という確固たる専門性が存在します。 手に職を、という言葉もありますが、国家資格があれば自身のスキルの確固たる証明として、生涯に渡り有効利用が可能です。 美容師の場合はもちろん実務経験と技術も重要なファクターではありますが、資格がなければ出来ない仕事はまごうことなき専門性と言ってもいいでしょう。 女性に人気な理由にも、その専門性の高さから育休などを経ても再就職しやすい、また働き方を選びやすいといった点があるようです。 同様の理由で最近人気な仕事として公務員などもありますが、先行き不安な今の日本で安定した職を求める風潮があるのは間違いないことが窺えます。 サロン開業も盛んに行われていることも、このことを裏付けています。
最近の美容業界で求められる力
美容師やエステティシャンといった美容業界で働くにあたって、関連する技術や専門知識が必要なのは当然なことです。 また、それらについてはまず間違いなく専門学校等で学ぶことになるでしょう。 ではそれ以外にも採用側が求める人材として、身につけておくと強みになる知識や技術はなんでしょうか。 まず一つとして、WEB周りの知識や技術は非常に重宝されるでしょう。 昨今、サロン予約はWEBやアプリで行うのが当たり前となってきました。 ホットペッパービューティー等の複数サロンをまとめて掲載しているようなところへ載せるだけではなく、サロン自体のHPを立ち上げてアピールし、SNS等で紹介しやすくしたり検索してもらうことで人を呼ぶのが当たり前となっています。 しかし、HPの運営は専門知識がないと意外と難しく、業者にお願いするにしてもある程度知っておかないとなかなかうまくいきません。 そこで、WEB周りの知識を持っておくことで、サロン内でも重宝される人材となることが出来ます。 もちろん専門学校で国家資格を取得すれば就職はある程度保証されますが、+αで学ぶことでワンランク上の就職が目指せるでしょう。 独学でも十分なので、忙しい合間に先生と相談しながら勉強してみることをオススメします。 また、インスタグラムやツイッターなどのSNSに精通しておくことも、今後は重要です。 学生の頃は遊びの範疇でも構いませんが、どういう投稿をすると反応がいいとか、どういう時期に投稿するといいねが多いといったことは把握しておくと便利です。 というのもSNSは企業にとっても非常に大切な集客の場です。もしそこで話題に上がれば、有名な人に投稿してもらえれば、たちまち有名店となります。 WEBほどの専門知識も必要ではないため、もしSNSを使っているならば普段から意識して、使っていなければ初めて見ると、今後役に立つ場面があるでしょう。
就職先の選び方
美容業界が盛んになり、求人も増えているということは、それだけ経営が立ち行かずに潰れてしまうサロンも増えているということです。 また、求人が増えているということは就職する側としても選ぶことができるということ。より実績を見る学生が増えてきていると言われています。 実績というのは、もちろん給料を始め、特別休暇を含めた休日面、保険や保障、寮制度など、今やアクセスや知名度だけで就職先を選ぶ時代ではなくなってきています。 上記に挙げたWEBやSNSの発達によって全国の情報が片手(スマホ)で集められるようになったことも大きな要因です。 実績がしっかりしていれば人も集まるため潰れる可能性も低く、当然働きやすく続けやすいことにも繋がるため、しっかりと調べる学生が増えているというわけです。 このあたりの話は安定した職を求める風潮とも繋がってくる話ですね。 美容専門学校では就職サポートとして、専任の担当者が多くの求人を取りまとめてくれる上、相談に乗ってくれるでしょう。 紹介されたからそのサロンを受けてみる、というスタンスではなく、自身で積極的に相談することで、自分に適した就職を目指すことができるはずです。