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全国の美容専門学校にはどんな学校がある?地域差や人気校の特徴も解説

美容師やヘアメイク、ネイリストを目指す方々にとって、美容専門学校選びは重要なステップです。全国にはどのくらい美容専門学校があるの?地域ごとの特徴は?人気のある学校とは?

この記事では、全国の美容専門学校の全体像や地域差、人気校の特徴についてわかりやすく解説します!

全国に美容専門学校はどのくらいある?

美容師養成施設である美容学校は、日本全国に264施設(令和5年10月時点)あります。美容師になるための国家試験を受けるには厚生労働省が定めた美容師養成施設を卒業する必要があり、昼間部・夜間部は2年制、通信制は3年制が多いです。また、高等課程を設置している学校であれば中卒の人も美容師を目指すことができます

美容師を目指すならやっぱり専門学校が王道

美容科を持つ高校や短大もありますが、主流は「専門学校」です。通信課程も養成施設のひとつで、働きながら資格を目指すこともできます。

都市部に集中!地域ごとの学校数の特徴

全国に200校以上もある美容専門学校ですが、その分布には大きな地域差があります。特に東京都には30校近くが集中していて、大阪府や愛知県、福岡県などの大都市圏にも数多くの学校が集まっています。

一方で、地方の美容専門学校は、各県におおむね2校から5校程度と比較的少なめです。地域によっては学校数が極端に少ない場合もあり、滋賀県には美容専門学校がなく、山形県や山梨県には1校のみといったケースが見られます。秋田県・長野県・岐阜県・福井県なども学校数が少なめです。

地域ごとの特徴と選び方

美容専門学校の特徴や強みは地域ごとに異なります。都市部の学校では、最新の設備や多様なコースが提供されていることが多く、インターンシップや業界との連携も充実しています。

一方、地方の学校では少人数制の授業や地域密着型のカリキュラムが特徴で、アットホームな雰囲気で学べる環境が整っています。実家から通学可能な範囲の学校であれば、学費以外の経済的負担が軽減できるメリットもあります。

学校選びの際は、自分の学びたい分野や将来の進路、生活スタイルに合わせて、地域や学校の特徴を比較検討することが大切です。

全国で有名な美容専門学校の特徴とは?

全国には大規模で知名度の高い美容専門学校が数多くあります。 たとえば、東京の「山野美容専門学校」や「日本美容専門学校」は、毎年400名以上が国家試験を受験する全国最大規模の美容学校です。

また「国際文化理容美容専門学校(東京)」や「グラムール美容専門学校(大阪)」なども、コンテスト実績や資格対策に強く、多くの学生が集まっています。

これらの学校は、充実したカリキュラムや高い就職率、業界との強いネットワークなどが特徴です。特に、実践的な授業やコンテストへの参加など学生が実際の現場で活躍できる機会が多く提供されています。

地方からでもこうした人気校を目指して進学する人は多く、学生寮や奨学金を用意している学校もあります。学校選びの大きな選択肢となっています

人気の美容専門学校の特徴や学費、
入試情報を紹介

ここからは、全国で有名な美容専門学校をいくつか紹介します。各校の特徴や学費、入試情報などを参考にして、進学先選びの参考にしてください。

・山野美容専門学校(東京都)

山野美容専門学校は、昼間の「専門課程(美容科)」と、3年制の「通信課程」を提供しています。 学費は専門課程(2年間)で約300万円。基本的な教材費、実習費を含んでいます。通信課程は3年間で82万円で、教材を購入する場合は約15万円がかかります。 中卒でも18歳以上であれば、学校が実施する「入学資格審査」に合格することで、総合型選抜または一般選抜を受験できます。 山野美容専門学校
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・日本美容専門学校

創立60年以上の歴史を持つ日本美容専門学校は、「専門科」「通信科」「総合美容科」などのコースがあります。専門科は昼間部と夜間部に分かれていて、美容師やヘアメイクを目指すなら専門科または通信科へ。総合美容科ではエステやメイク、ネイルを学べます。 学費は専門科の昼間部で約241万円、夜間部で約211万円。2年間の教材費が約67万円です。通信科の学費は3年間で約70万円。教材費が約12万円かかります。 専門科の受験資格は高卒以上ですが、通信科の場合は中卒以上で受験できます。 日本美容専門学校
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・国際文化理容美容専門学校(東京都)

国際文化理容美容専門学校は、渋谷校と国分寺校を持つ人気の美容専門学校です。 「美容科」と「理容科」があり、全ての学生がカット、メイク、ネイル、エステ、ウエディング、着付けを学べることが特徴。全国の美容専門学校でも珍しい十二単の着装など、独自のカリキュラムが人気です。 2年間の学費は美容科で約228万円+2年次教材費です。受験資格は高卒以上。通信課程は理容科のみですが、2年次に通信課程にも入学すれば、最短2年半で美容師と理容師の2つの国家資格取得を目指すこともできます。 国際文化理容美容専門学校
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・グラム―ル美容専門学校(大阪府)

創立65年になる大阪の人気の美容専門学校となっています。美容師国家試験99.9%の全国で最も高い合格率を誇り、一般的な平均は80%程度ですので高い合格率です。就職率100%もうたっています。 「美容課」がヘアデザイン科、ブライダル科、メイク科、エステ科、ネイル科の5つの専科に分かれていて2年課程の昼間部があります。
AO入試と一般入試があり、各試験によって受験資格が異なってきます。
また、学費は初年度納付金が120万程度で他はパンフの資料を参考にして下さい。 グラム―ル美容専門学校
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就職先と学校選びのポイント

美容専門学校を卒業した後の就職先は、美容室やヘアメイク、ネイルサロン、ブライダル業界など多岐にわたります。
近年では、トータルビューティを学ぶ学生も増えており、幅広い分野で活躍するチャンスが広がっています。

学校によっては独自のネットワークを使った就職支援が充実しており、インターンシップや業界との連携を通じて、学生がスムーズに就職先を決定できるようサポートしています。
卒業生などの実績をよく確認して、何を目指すのかをしっかり決めて美容専門学校を選んでみるといいでしょう。

卒業後の進路

美容専門学校を卒業した後の進路は、美容師だけに限りません。サロンワークをはじめ、ヘアメイクアーティスト、ネイリスト、アイリスト、ブライダルスタイリストなど、幅広いフィールドで活躍できます。最近は「トータルビューティ」を学び、ヘア・メイク・ネイル・エステを総合的に身につける学生も増えています。

在学中にコンテストやファッションショーの現場に参加できる学校も多く、そうした経験は就職活動の際に大きな強みになります。

学校選びで大事にしたい視点

美容専門学校を選ぶときに大切なのは「有名校かどうか」ではなく、自分の目標と合っているかどうかです。たとえば、

・美容師免許を取得したいのか
・ヘアメイクやブライダルを専門的に学びたいのか
・地元で就職したいのか、それとも都市部で働きたいのか

こうした希望を整理することで、学校選びがグッとしやすくなります。学費やカリキュラム、資格取得のサポート体制、そして卒業生の就職実績などもあわせてチェックすると安心です。

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